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タミヤへの一言
by Y大佐
私がガキの頃「タミヤ」は憧れのブランドでした。小学生の頃は友人と35分の1の戦車やウォーターラインシリーズを競争して作っていたことを覚えています。
プラモデルにより作る楽しみを覚えてただけではなく、埼玉県の田舎に住んでいた私にとってタミヤのプラモデルはテクノロジーや世界の歴史や文化に触れる窓のような存在だったと思います。
ところが、今の子供たちはなんでもスマホで済ませているせいか、プラモデルには興味が無いのが現状と言えます。
私には息子がいますが、プラモデルには興味が無く、「友達にプラモの好きな奴はいるか?」と聞いても「全然いない」との回答です。
以前、子供と遊ぼうと思ってラジ四駆なるものをサーキット込みで購入しました。ところが、2台の車両のバンドが違うにも係わらず命令が混信してレースにならないのでやむを得ずセット一式を廃棄しました。
私の所属するプラモ同好会も、若い人は入ってこないので毎年平均年齢が1年づつ上がる状況。「モデラー」は「絶滅危惧種」と考えた方がよさそうです。
このような状況で、若い人にプラモデルの楽しみを伝えるような製品づくりが必要と思います。そのためには、きちんとしたものを出すのは当然として、プラモ以外のミニ四駆やラジコンも含めて、アニメやゲームとの連携を含めたメディア戦略が必要ではないでしょうか。
ラジコンに関しても、カメラ付きドローンを使ったレースやドッグファイトゲームなど新しい提案が必要と思います。
スケールモデルに関してもあまり元気が無いようですが、48の飛行機ではMe262の複座夜戦型やMe163、5式戦のまともなキットを希望します。
また、48のミニタリーシリーズでは日本陸軍ものを期待してます。
プラモデルを買う人は、3Dの図面を買っているわけではなく「感動」を買っているのだと思います。
これからもキットを買った人が感動できるような「熱い」製品をお願いします。
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