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飛行機プラモデルの製作

愛知M6A1晴嵐 (タミヤ 1/48)

by 愛知県在住 作者 清水 栄治



作品について
 この作品は2003年頃に作った作品です。その当時、潜水艦に搭載する飛行機があることを知らなかった頃でした。静岡市内のあるクラブの作品展で潜水艦カタパルトに載った状態で整備兵が点検中のミニジオラマを見て感動したことを覚えていました。 いつかは作ってみたいと思い、せめて飛行機だけでも作ろうと思ったことがきっかけでした。




キットについて
 タミヤ製1/48シリーズのもので(1997年製)模型店ではあまり見かけない状況で、リサイクル店でたまに見ることがあります。私の近隣では現在模型店が1軒だけになってしまい大変残念です。他の人はネットで購入していると聞きますが、プラモデル離れがどんどん加速してきているように思います。キット内容ですがタミヤがスミソニアン博物館にレストアを協力して取材した内容だけあって、再現力は素晴らしいものがあります。 パネルラインとリベットは凹タイプで程よいリベット数。特にコックピット内の再現は十分の出来です。部品点数を抑えて組み立てやすさを考えた内容になっています。水上機だけでなく台車がおまけにあるところも好感が持てます。デカールの質は大変良いもので、15年経過しても色褪せていません。これはH社も見習うべきです。キャノピーの透明度は可もなく不可もなく並の出来です。




製作について

 説明書通り作れば何も問題ありません。この当時の説明書ではまだ説明や注意内容等が記載されていて非常に解りやすく感じました。これがメーカーの気遣いではないでしょうか?改造等何も行わずにストレートに組立ました。
 塗装ですがタミヤ製だけあって、エナメル塗料指定になっています。エナメル塗料の吹付は乾燥に問題があるために実施しませんでした。全てグンゼのラッカー塗料で行いました。墨入れだけはタミヤカラーで行いました。
デカール貼り付け後、艶を調整しますが、この当時グンゼから”紫外線カットのクリアー塗料“が発売されました。興味本位で購入して100%艶消し塗料を塗りました。1回目の吹付時に艶消しがキツイなと思いましたが、少し間をおいて2回目を吹きました。これは驚き艶消しが効きすぎて白く濁りが出てしまいました。乾燥が遅いのか紫外線カットの材料が悪さをしているのか良く分かりません。この後、品質に問題があったのか?紫外線カット系は販売停止になったと記憶しています。初ものは手を出さない方が良いのでしょうか。




全体をとおして
 今回15年前の作品を引っ張りだしてみましたが、キツイ艶消しが機体塗料の劣化と程良い汚れに見えるのは不思議なものです。ケガの功名でしょうか。時が経てば見方も変わるものだと思いました。 まだまだある箪笥の肥やしにならない作品に光を当ててやりたいと思いました。





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