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誌上個展

   KPの旧作を作る 第1回

   MiG-15 (KP 1/72)

by akaihoshi2004

 KPは東西冷戦がまだ終わっていない1980年台から東側の軍用機をキット化しているチェコのプラモデルメーカーです。当時は謎に包まれていたソ連戦闘機をKPの模型で振り返ります。

 MiG-15は朝鮮戦争で突如デビューし、世界を驚かせました。まだ直線翼が主流だったジェット戦闘機の初期の時代に先進的な後退翼を備えた高性能機で、対する米軍も急遽、後退翼装備で当時最新鋭のF-86を送り込んだ話は良く知られています。




BOXアートはその朝鮮戦争における空戦シーンを描いたもので、MiG-15がF-86に一撃浴びせてフライパスしています。色使いがシックでレトロな雰囲気ですね。




キットは良い形です。21世紀になって色々なメーカーから優秀なMiG-15のキットが出ていますが、1980年台ではこのKPのキットが最も良く実機の雰囲気を伝えていたのではないでしょうか。




筋彫りは凸ですが、センスの良いパネルラインと精密なリベットが再現されており、密度感は上々です。動翼はきちんと凹で表現されているので違和感は有りません。




ただし、接着部の合わせ目を消す時にせっかくの凸モールドを消さない様にするのは至難の業です。この辺は慎重に作業しながら自分の中で妥協点を見つけるしかないでしょう。




作例は銀塗装とし、ところどころトーンの違う銀で塗り分けて単調になるのを防ぎました。キットのデカールにはソ連の赤い星マークは入っていなかったので、手持ちのストックから大きさの合うものを見付けて貼っています。

下記アドレスは本稿の筆者のホームページです。ご興味がありましたらどうぞご覧下さい。
http://w01.fitcall.net/akaihoshi/


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