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コロニアルバイパー(メビウスモデル 1/32)
by
霧島 達哉
はじめまして。そこそこ高齢のリターンモデラーです。
子供のころ、TVで放映されていた「宇宙空母ギャラクチカ」を必死で見ていた私にとって、バイパーといえばこの初代。発売されてかなり経ちますが、このような大昔のSFメカを今、普通に入手して製作できるとは有り難いことです。
制作
実はメビウスモデルの模型を作るのは初めてなので少々不安はあったのですが、実物を目にすると、シンプルな部品構成やかっちりしたモールド等、作りやすそうなキットであることが一目でわかりました。
機首はコクピットを挟み込んで組み立てるスタンダードな作りです。コクピットもあっさりしてはいますが、なんとなくアメ車っぽいバイパー、この程々さがむしろ良いのではないかと。
ただ問題なのがパイロット。かの国では人物を立体化すると何でもかんでもマッチョにしてしまう傾向がありますが、これはさすがにいかがなものか、ということで一生懸命手直ししました。
もう一つ気になったのが、このエンジン部。実機もこうなのかもしれませんが、カバーと一体成型になっており、やや玩具っぽく見えます。ということでプラバンで少し手を加えてみた、のですが・・・
組み立ても終盤、デカールにダメージ表現を施します。ファインモールド製SWキットのデカールは最初からこういう表現がなされていましたが、この辺は考え方の違いなのでしょうか。
完成
完成しました。本物はもっと白っぽい色なのですが。付属の台座がありがたいですね。
こうしてみるとなかなか流麗な機体に見えます。
打って変わって迫力あるリヤビュー。とにかくでかいエンジンを積んでしまおうというあたりも昔のアメ車っぽい?なお、電飾を考えてか噴射口内部はクリアパーツとなっています。
この角度からみると、無骨ながらもなかなかまとまりの良いデザインであることがわかります。Ⅿk.Ⅱ以降は、ひたすらスマートになっていく。残念。
手を加えたエンジン部。ちょっとしたことなのですが、なんとなくバイパーの大らかさがそがれてしまったような気がします。
また、このように加工すると分解収納が可能になって、便利ですよ。
このバイパーのおかげでメビウスモデルに好感を持てるようになり、そういう意味でも作って良かったと思えました。往年のファンには、是非味わっていただきたい一品です。
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