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誌上個展

   KPの旧作を作る 第3回

   MiG-19S (KP 1/72)

by akaihoshi2004

 KPは東西冷戦がまだ終わっていない1980年台から東側の軍用機をキット化しているチェコのプラモデルメ-カ-です。当時は謎に包まれていたソ連戦闘機をKPの模型で振り返ります。

  MiG-19が西側に初めて姿を見せたのは1955年のツシノ航空ショーでした。前縁後退角59度という強い後退翼を持ったシルエットは高速の証で、当時のアメリカの最新鋭機F-100とともに世界初の実用超音速戦闘機の栄誉を分かち合っています。



BOXアートは地上で戦車戦が行われている上空を飛ぶチェコスロバキア空軍のMiG-19S。
MiG-19が現役だったころ、チェコスロバキアが参加した戦争があったのでしょうか。




MiG-19はプラモデルにはあまり恵まれていません。国産ではタミヤの1/100がほとんど唯一でしょう。そのタミヤと比べるとこのKPは胴体パーツが太く短く感じます。しかし、どちらかが間違っている訳ではありません。タミヤはレーダー装備のMiG-19PMで、KPはレーダーの無いMiG-19Sなので、Sの方が胴体が短いんです。




そういう訳でこのキット、機体形状はきちんとしています。しかし、いかにせん古いのであちこちにすき間や段差ができます。また、筋彫りやリベットは凸なので削ると消えるため、決して作り易いとは言えません。




でも、修正工作もプラモ作りの楽しみのひとつ、という考え方も有ります。修正が大変だと言っても改造するよりはよっぽど楽だし、凸のディティールが消えないようにギリギリのところですき間や段差を埋めて行く作業は上手く行った時の達成感が格別です。




塗装はソ連戦闘機ではおなじみの銀塗装としました。動翼や一部のパネルをトーンの異なる銀で塗ることで、銀一色ながら単調になるのを防いでいます。


下記アドレスは本稿の筆者のホームページです。ご興味がありましたらどうぞご覧下さい。
http://w01.fitcall.net/akaihoshi/


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