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温故知新シリーズ第37弾 

 The Incredible Hulk 超人ハルク(オーロラ 1/12)

  by ヒサマロ





 どうもヒサマロです。今年の夏はあまりに暑過ぎてとても細かい作業をする気力がわきませんでした。そんな訳で今回の温故知新シリーズは困った時のオーロラ頼みでオーロラの超人ハルク1/12を取り上げさせていただきます。このキットも我が家の押し入れに40年ほど熟成されていたものですが、やっと出番が回って来ました。 ハルクはご存知のようにマーベルコミックスのヒーローです。私の年代ではアメコミより1979年に放映されたビル・ビクスビー主演のTVドラマの方がピンとくる人が多いのではないでしょうか。その後映画も製作されたりしましたね。




 このキットのオリジナルは1966年に発売されたものですが、今回私が組み立てたキットは1974年にコミックシーンズとしてコミックのブックレット付きで再発売されたものです。キットナンバー184となっております。部品総数は19ですのでこのシリーズの他のキットと比較しても圧倒的に楽に作れました。 オーロラのキットはモールドは素晴らしいのですが、パーツ同士の合いが悪いので、まずは仮組段階で接合部の整形をしっかりと行い、段差が出たところはパテ処理後にヤスリがけをしてやる必要があります。このキットはあまり細かいモールドがないので比較的楽にヤスリがけ出来ました。




 では、説明書に従って組み立てて行きます。前後に分割された上半身を接着します。頭部に少し隙間が出来た程度であとはヤスリがけだけで整形出来ました。左右の腕を組み立てます。段差が生じるのでヤスリがけしておきます。これらを上半身に接着しますが、ここは段差も隙間もしっかり出ますのでパテ処理をしておきます。次に前後に分割された下半身を接着します。段差が少し生じますのでヤスリで整形しておきます。 前後に分割された足部分を接着。ここも結構隙間と段差が出来ます。最後に上半身と下半身を接着したら、足を接着してハルク本体は完成です。岩と地面が一体成形されたベースに2分割された大小の煙の柱と鉄片や敵の光線銃から受けたショックボルトを接着したらこれで組立完了です。




 いよいよ待ちに待った塗装です。いつもの通りミスターカラーを筆塗りしていきます。今回はアメコミの派手な色彩ではなくもう少し写実的に落ち着いた雰囲気にしたいと思い、そのように仕上げてみました。ハルク本体はRM02を塗ってそれに白や黒を加えたもので陰影をつけます。髪と眉はジャーマングレーで塗りました。 ズボンはコミックでは濃い紫になっていますが、ジーンズを想定し、インディブルーで全体を塗ったら、ライトブルーと白でドライブラシをかけて使いこまれた感じにしました。ベルト代りのロープはミドルストーンで塗り、最後にタミヤのスミ入れブラックでウォシングしました。




 ベースはいつもの通り地面をミドルストーンで塗り、ブラウンでウォシング、岩や石の部分はニュートラルグレーを塗装後にライトグレーとダークイエローのドライブラシをしてブラックでウォシングしました。 煙はフラットホワイト、鉄片はステンレス、フラッシュボルトは銀の下塗りにクリアーイエローをかけてみました。ハルク本体をベースに接着したら全体にフラットのトップコートを吹き付けて完成です。




 先に申し上げた通りこのキットは肉体部分が多いので他のオーロラのキットほど細かいモールドがないので安心してパテ盛りやヤスリがけが出来たので楽でした。塗装も渋い感じを狙ったのですがいかがだったでしょうか。  次回は飛行機の方に戻る予定でおります。ではまた。


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