塗装は、いつものように筆塗りでテキトウにやる。塗装概要はキットの箱の裏側に色刷りで示されているので、それのように塗る。実機のパターンは・・・なんて、考えない。マッチボックスの示した図のように塗るのだ。子供のときは、いつもそうだったはず。そのころはどんな飛行機でも、機内は暗い緑色、脚とホイールは銀・・・って調子だったし、超大雑把な塗装図と箱絵を見て塗ったものだ。それで充分に楽しかったし、だからこそプラモデルが面白かったのだと思う。50年も経って多少はマシにするけれども、ほぼそれに回帰するだけのこと。プラモデルはそれで良いのである。
|
|
まず下面と胴体側面の水色を塗る。次は、暗い色の 方をそれらしい色で翼の上面と胴体背部に塗る。続いてその色で、胴体側面のインクスポット(この呼称でイイのだ)の土台となる点々を筆で打つ。“まあ乾いたかな”くらいのタイミングで溶剤を使って周囲を溶かし、これでボカシが完了。このボカシは時間をおかずにやることが大切で、翌日になると簡単には溶けなくなってしまう。次が、翼上面の明るい方の色。「先に暗い色、あとで明るい色」にするとシブい発色になる。Me262にはないが、プロペラ先端の黄色なども同様で、この塗装順にすると安っぽくならない。暗い色と明るい色の境目も、ボカす。これは溶剤を面相筆に含ませ、1mm幅くらいで2~3回ほど境目をなぞるだけ。大雑把でよい。これを丁寧にしすぎるとわざとらしくなって、かえって良くない。 |