Home　 >　XFY-1 コンヴェア　ポゴ（ホビーネットワーク 1/48）＞　飛行機プラモデルの製作＞2018年10月号 温故知新シリーズ第38弾　 　XFY-1 コンヴェア　ポゴ（ホビーネットワーク 1/48） 　　by ヒサマロ 　どうもヒサマロです。今回の温故知新シリーズは特集に合わせて元祖垂直離着陸機のXFY-1ポゴを製作してみました。今回使用したホビーネットワークブランドの商品はタイムマイザ―という問屋会社がリンドバークの製品を輸入して説明書とボックスを日本で入れて販売したものだという話を聞いたことがあります。他にもF11F-1タイガーなどが販売されていました。 　1950年代の航空機は試行錯誤の連続でアメリカでもVTOL機としてロッキード社とコンヴェア社に試作機が発注されました。ポゴは試験飛行の結果、一応垂直離陸と水平飛行には成功しましたが、あまりにも操縦が難しく量産には至りませんでした。どう考えても地面を背中越しに着陸するのは至難の業ですよね。ユニークな外形ですから当時のアメリカプラモデルメーカーのリンドバーク社、オーロラ社はすぐにキット化しました。 　それではキットを組み立てて行きましょう。部品総数はネームプレートを入れて３０です。そのうち乗降用のラダ―が9部品ですから、本体は20部品ということになり、このスケールにしてはきわめてシンプルですね。まずは二重反転プロペラの製作です。巨大なプロペラ3枚がスピナーとセットになったものが前後に二つありこの中にギアを組み込むことでちゃんとプロペラが前後連動して二重反転します。 プロペラのブレード表面に傷があったりしますので丁寧にペーパーで処理をしておきます。ギアもバリをしっかり取っておけば問題なく可動します。前後にストッパーを接着してスピナー先端を接着したら完成です。 　コクピットはシートとパイロットのみで操縦桿もありません。資料もありませんのでシートは黒でヘッドレストはダークブラウンで塗っておきます。パイロットは50年代風にスーツはライトカーキ、ライフジャケットは黄色、ハーネスは白、ヘルメットは金色で丁寧に塗っておきます。あとは胴体中身部分は黒で塗っておしまいにしました。 写真を確認すると胴体後部に排気口が二つ見えるのですが、キットはがらんどうになっていますので私はタピオカ用ストローを適当な長さに切ったものを二つ入れておきました。でもよく考えてみたら垂直に立っているのでここって全く見えないわけですからあまり意味がありませんでしたね。 　垂直尾翼にキャスターを入れて胴体左右を接着します。上下に段差や隙間が出来ますのでパテ埋めしてペーパーがけしますが、全面にリベットが打たれていますのでなるべくモールドを損なわないようにマスキングテープなどで余計な部分を削らないようにして処理しましよう。 主翼は上下貼り合わせですがここもキャスターを入れ忘れずに接着してゆきます。やはり隙間が若干出来ますので溶きパテで処理します。主翼と胴体の接合は上面に若干の隙間が発生するのでここも溶きパテを詰め込んでおきます。キャノピーは下面側に隙間が出来ますので木工用ボンドを流し込み乾燥して透明になったら余分な部分は水でぬらした綿棒で取り除きます。 　乗降用ラダ―は慎重に組み立てたら赤を下塗りなしで塗っておきました。これで全体の塗装に入ります。全面ナチュラルメタルですのでミスターカラーの8番シルバーで全面塗装した後に、ステンレス、アルミ、クロームシルバーなどでパネルごとに変化をもたらします。 今回はあまりコントラストがつかず、もう少しメリハリをつけた方がよかったですかね。プロペラブレード、スピナー、垂直尾翼先端は92番セミグロスブラックで塗ってみました。 　デカールは黄ばんでいましたので使用できるかわかりませんでした。国籍マークとNAVYは在庫のデカールから適当にサイズが合うものを使用しました。 　残りはマイクロのデカールフィルムを塗っておいたものを熱湯につけて無理やり糊をはがしたらなんとか使用出来ました。最後にピトー管を接着してプロペラを取り付けたら完成です。 　なんとも愛らしいユニークな機体の完成です。ラダ―などが良いアクセントになっていますね。 今回の特集がなければ作ることがなかったと思いますので編集部に感謝致します。ではまた。 　Home　 >XFY-1 コンヴェア　ポゴ（ホビーネットワーク 1/48）＞　飛行機プラモデルの製作＞2018年10月号

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