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医療用直線加速器

by 愛知県在住 作者 清水 栄治



作品について
 この作品は2018年5月に作った作品です。プラモデルとして某メーカーからサンプル材として提供されているもので、詳細は述べることはできませんが医療関係で患者さんに機器の説明に使うために必要ということで製作に至りました。 今回のようなことは大変に珍しいことで、製作記事とサンプル作品が社会に貢献できれば非常にうれしい限りです。




キットについて
 キットと言ってもメーカーや縮尺など不明ですがおそらく1/20だと思います。包装用の箱はレベル等に見られるキャラメル箱タイプです。プラパーツは白色と黒色の2色の構成で接着剤は不要でスナップキットのような雄雌の穴にはめ込んで組立を進めていく内容です。 説明書は添付していますが大雑把な感があります。カラーの着色説明は一切なく又デカール等の付属もありません。当然これは非売品である為、そのようなサービスは対象外で当然だと思いました。





製作について

 着色をしない限りでは説明書通りに進めていけば問題なく完成しますが、着色をするために順序を変更して製作をしました。このキットの売りは本物のように各パーツが動くことですが、その関節にあたるところが大変うまく加工してあり、はめ込み箇所がきつくなく又緩くなく丁度良い硬さになっていてこれは脱帽です。 このメーカーさんはすごい。機器の左右の腕に当たる2本のアームはパーツの羽目合わせになっていますがここは合わせ目を隠すために接着で仕上げました。



 着色になりますが機器本体はパール材が混入したような色あいで、グンゼカラーの特殊パールカラーを主体として調合しました。パールカラーは隠蔽度が悪いと思い、下塗りに薄いグレーを全体に吹き付けました。 その上にパールカラーを吹き付けました。ここでは5回ほど吹き付けを行いましたが、微妙な発色に満足がいかなくて白色やグレー、ベージュ、パールカラーなどを少しずつ添加しながら塗装を行いました。



全体をとおして
 キットだけの組立をストレートに行えば1日程度で完成すると思いますが、今回のように実物と同じカラーを表現するために1週間ほどの期間で仕上がりました。ほとんどが塗装の時間になりました。飛行機や戦車などに比べて細かい作業が無くストレスなく仕上がることがとても快感でした。 又実物の機械を触ったり寸法を測ったりしながら作っていく作業はとても充実感がありました。実物のカラーも調合サンプルを作り納得のいくカラーに仕上がったことも満足感がありました。短期間でとても良い経験になり作品としても満足のいくものに仕上がりました。こんなことは二度とありませんが、いつかは本来の飛行機作りで味わいたいものです。




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