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飛行機プラモデルの製作

 F4U-5U コルセア(フジミ 1/72)

  by 加藤 寛之




 フジミのコルセアは、Webモデラーズ2016年4月号に私がF4U-5Uを投稿しており、Webモデラーズ編集長の田口氏も2017年10月号で作っている。
またF4U-5Uを作って、今回の投稿となった。バックナンバーの2016年4月号を読んでみたら、製作手順は書き起こしが不要なほど同じ。だから以下は、重複内容を省略した。
 2016年4月号と違うところは、だいたい次のところ。
1)エルロンはキットのままの可動にした。軸と軸受けの窪みに水性ボンドを流して固めて、硬さ調整にした。
2)風防周りを丁寧に調整したら、風防のねじれは生じなかった。
3)キット付属のデカールを使った。




 全体的には、プラモデルとしての部品の合いや構成は、この時代ではなかなかの水準だ。特にしっかりと組める胴体の構造は素晴らしい。おかげで主翼との接着が強固になって曖昧さがない。
水平尾翼は左右一体の1枚モノで、胴体に開いた流線型の穴に差し込むのだが、これまた良く合うし、主翼との関係が捻れない。これらのことで、飛行機としてのカタチが実によく決まる。




 これでもうちょっと実機と似ていればいいのだが、そこは時代モノの悲しさで、先月完成のレベル製品に大差をつけられてしまう。 並べてみると同じ飛行機とは思えないくらい違うのだが、それでもどこからみてもコルセアで、だから私に不満はない。不満だったら、そもそも作らない。




 これが、実質、1日以下で完成した。午後3時ころから始め、夕飯も食べ、お風呂にも入り、TVを楽しみ、充分に寝て、翌日の午前中完成。
コックピットやエンジンで時間をとられることもなく、肉厚なパーツでヘナヘナせずに固まり、表面モールドも少ないので削りあわせ後の加工は単純、塗装は簡単、デカールも基本しかない。今のキットでは不可能とも言える簡単さだ。




 模型は精密だけが価値ではない。「自分が楽しい」だって立派な評価基準だと思う。



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