主脚は可動だが、胴体側カバーは固定というお手軽な構造。可動を調整するのは面倒なので、これも固定。軸をちょっと加工すれば塗装後に差し込めるので、そうする。脚柱はカバーと一体構造で、なんとなくゴテゴテしているだけ。まあ、現代的方向性で評価するものではない。私的には、手軽でイイな、というところ。
胴体と主翼は、大き目の隙間が開く。下面の胴体部分は、ガリガリ削った削り粉ごと瞬間接着剤で固める工作を3回繰り返せば、埋まる。問題は上面側のフィレット部分で、すごい隙間。そこでプラ板を隙間に入れて瞬間接着剤で固めて胴体と主翼をつなぎ、パテを詰めて溶剤を拭き取る方法でまとめた。特に困難はない。 水平尾翼は、胴体にある穴へ、左右一体の1枚モノのパーツを差し込む構造。意外なほど、合う。どう「意外」かというと、隙間はカンタンに埋められる程度にしか開かない。 |
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プロペラは膨らんだ棒が4本並んでいるよりは、多少マシの程度。薄く、かつ捻りが感じられるように削れば、だいぶマシになる。スピンナーはプロペラと一体なので、プロペラ後方にガタつきが見られるものの、充分にOK。似ているか否かは問わない。
風防は、思ったよりも合う。どう思ったかが問題だが、ちゃんと接着できたし、隙間も簡単に埋められる程度。
さて、塗装。箱絵を参考に、ゼロ戦のように塗る。実機がどうだ、など気にしない。今日的知識で、赤丸や赤線も画いて考証感を演出した。
6個の日の丸デカールは、さすがに使用の限界を超えていて、ようやく貼付。割れや欠損は塗装で補正した。垂直尾翼に何を貼ろうかと探していたら、タミヤの雷電の余りデカールがあった。・・・「赤松中尉」・・・これだ、おお、いいぞ! 乾いたら、半光沢のスプレーをプ~~~と吹いて、完成。 |