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 C130ローレル (アオシマ1/24)

  by KOZY商店

1.はじめに
 こんにちは。KOZY商店です。アオシマの1/24 C130ローレルです。通称ブタケツ。あるいはトランクの十字エンブレムから棺桶ローレルとも言われています。昔の若者に大変人気のあったクルマで、後ろ姿が「絵になる」車というのもこれまた珍しいものでしょう。マルイやニチモなどからもキット化されていたことからも人気の高さが伺えます。現在ではアオシマのキットが唯一?の生き残りです。  今回の製作のモーチフとなったのは黒箱トミカNo.74-1で、このミニカーは金型紛失?により再販不可といわれています。そのためオクなどではボロでも高値をつけており、美品ともなると6桁に届きそうな勢いです。しかしアオシマのキットは入手が容易です。いっそプラモで再現してしまいましょう。

図1 完成図



2.キット内容
 今回製作するキットです。ザ・ベストカーヴィンテージNo.52。現在のモデルカーNo.14と中身は一緒です。このキットも元々は「ザ・チューニングカー」シリーズの1つで、初版では(図1)のようなリアビューの箱絵が印象的でした。グラチャンシリーズなど横展開も積極的にされており、また商業誌の旧車特集では必ずといって良いほど作例が出てきますので、旧車の中でも人気上位のキットだと思います(図2)。  パーツ構成です。チューニングカーシリーズはどれも似たような(?)構成ですが、使い回し的なものは無く、一応車種ごとの金型ではあるようです。ただ実車で兄弟関係にあったケンメリとでシャシーは同じパーツを使っています(図3)。

図2 ボックスアート

図3 パーツ構成



 デカール、およびエッチングパーツです(図4)。「ゆっくり走ろう」はこのクルマのキャッチコピーだったとのことですが、現実は「爆音で走ろう」だったのが皮肉なところ。なお、これらは今回は使用しませんでした。 図4 デカールとエッチングパーツ


3.製作
 ボディ塗装です。軽くスジバリ削いでそのまま塗ります。色はトミカに倣い黄緑です。厳密にいうとトミカNo.74-1は、74-1-1とか74-1-4など、同じ黄緑でも時期により微妙に色が違う(らしい)のですが、ここはそれらしく適当にC64 ルマングリーンに白を少々加えた色としました(図5)。後はスーパークリアーⅢをたっぷり塗ってお終いです。  コクピット内はC79シャインレッド、シャシー関係は全て銀、フロント回りはメッキシルバーと、それっぽくテキトーに塗ってみます(図6)。
 塗り終わったらインストに従ってGクリアーで組んでしまいます。なおフェンダーミラーは省略しました。

図5 ボディ

図6 塗り終えた各パーツ


4.完成 
 完成したC130ローレルです(図7~図10)。ブタケツと言われるだけあって、リアにかけて流れるデザインがアメリカン・マッスルカーを彷彿とさせます。このデザインはどこが元ネタしょう?年代からしてシボレーシェベル辺りかも知れません。例えどこかのパクリだとしても、これはかなりカッコいいです。車格も昔の日本車にしては大柄な方ではないでしょうか。

 キットについては考証的な正確さは良く判りませんが、作り易く良いキットではないでしょうか。なにより入手容易な点が高ポイント、どれほど良いキットでもお宝扱いではしょうもありません(汗)。定番のパープルやイエローなど、色変えで作るのも楽しそうです。組み立て上の注意点は、恒例の前輪保持部の他に、丸目ヘッドライトが少々ホルダーに収まりが悪いようです。ここはグルリと一周、面取りすると良いと思います。

図7 完成図


図8完成図


図9 完成図


図10 完成図




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