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 特集 US戦車

(Photo)M3/M5/M8

by  コルディッツ
博物館実機写真

 M3軽戦車系(M5、M8など)は、アメリカの開発した多くの戦車と同じく、傑作戦車には当たりませんが、アメリカの底知れぬ学習能力や工業力の高さを実証したのではないでしょうか。学習能力が高いので、ベースになったA2軽戦車にスペイン内戦の戦訓から優秀な37mm砲を装備して、砲安定装置の追加導入を行い、機動性を高めるべく誘導輪を接地式にしました。装甲板もリベット接合から溶接接合への転換し、さらに傾斜装甲板も導入するなど、(英国軍や日本軍では考えられない?)早いテンポで改良がなされました。 また高い工業力による大量生産で、結果殆ど全ての前線に顔を出すことが 出来ました。機械は信頼性高く実用的なので、敵の日本軍にも愛用された上、南米では未だ現役とのこと。アンチ・エイジングの秘密は、ここにあるような 気がしましたので、ご紹介させて頂きます。なお今回は(も?)型式に迷うことが多くて、?が多いことをお詫びします。


 M3A1 ?
 西オーストラリア陸軍博物館(フリーマントル)にて   2007年2月撮影
 M3の砲塔上の車長用キューポラと、正面両脇の
7.62mm機関銃を廃して、実用性を高めています。









 M3A1 ? M5 ?
 戦車博物館(ソミュール)にて    2016年8月撮影
 博物館の表示はM3A1ですが、エンジンルームが
大きくなっているので、M5ではと愚考しました。









M8 75mm自走榴弾砲
 ソミュール戦車博物館(ソミュール)にて   2016年8月撮影
 M3の車体を利用して試作された自走砲。量産型は
M5の車体を利用。第二次世界大戦とインドシナ戦争に
投入されました。インドシナ戦争のコーナーに展示。 







M5偵察/指揮戦車?
 自動車・技術博物館(ジンスハイム)にて   2012年11月撮影
 博物館の表示はM3ですが、巨大なエンジンルームに
砲塔は機関銃に換装?なので、指揮戦車かと愚考です。 





 M3A3 ?
 中国人民革命軍事博物館(北京)にて   2004年5月撮影
 博物館の表示に型式はありませんでした。




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