昔々、大学受験を終えて発表待ちの気の抜けた時期に、エアフィックスのサボイア・マルケッティSM.79を購入しました。開封して唖然としたのは、右側胴体のパーツがひどく反っていた事です。気楽に作る気で購入はしたものの、さすがにこの変形は対処不能と諦め、即お蔵入りにしました。
今回のエアフィックス特集を聞いて、すぐ思い浮かんだのがSM.79なので、未だに成仏の目途の立たないキットがトラウマのようです。
高出力発動機を開発出来ないイタリアの生んだ三発爆撃/雷撃機で、前身はレーサー。機体は一部金属利用の木製で、水平尾翼を支柱で補強あり。 |
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WWⅡ機としては旧式に見えますが、軍事デビューは1937年2月のスペイン内戦のようなので、不思議ではないかと。WWⅡでは地中海で英国艦隊相手に果敢に雷撃を挑んだので、帝国海軍機と似ていて親しみを覚えます。
近年イタレリからキットが出ましたが未入手です。出来ればエアフィックスさんに新金型でリリースして貰い、トラウマの解消を願っています。
現存機はイタリア空軍史博物館とトレントのカプロニ博物館の2機とされていましたが、最近ミラノのマルペンサ空港に隣接する博物館にもSM.79の展示機があると知りました。イタリア機はデフレ傾向なんでしょうか…
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