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特集 レスキュー

カナダ空軍 レスキューヘリコプター
パイアセッキ(ボーイング・バートル) CH-21 
(イタレリ1/72 デカール カッティングエッジ)

  by nananiya72

 フライング・バナナ というユーモラスな愛称で呼ばれたH-21は、1949年初飛行のタンデムローターヘリコプター―です。



 朝鮮戦争には、間に合っていないようですが、フランス軍が1956年のアルジェリア戦争で、機銃やロケット弾を装備させ、武装ヘリコプターとして使い出しまして、ベトナム戦争では、UH-1と入れ替わるまで、汎用ヘリコプターとして使われました。
アメリカ、フランス以外ではカナダ、ドイツ、スウェーデン、日本、ミャンマーで使われています。
カナダでは長年にわたって救難機として使われており、時代ごとにその塗装が変わっています。

古い順に代表的な3パターンを作ってみました。

■初期の銀塗装(または無塗装)にソリをつけてみました。 ちょっと宇宙船みたいです。







垂直安定板の国旗がまだイギリスそのものです。


■救難機らしく赤く塗り始めたころの機体です。







これも、垂直安定板の国旗はイギリス連邦を表すわすものになっています。


■同じような塗装パターンですが、定番のアローが入ったころの機体です。







垂直安定板は現在のカエデの国旗が付いています。
キットは14歳以上対象とあるだけあって、精度はいいのですが、やはりちょっと作りにくいものでした。 他に、年代なのか、機体固有なのか窓の数に増減があり、修正が必要でした。
後年、軍から払い下げられた機体が塗装もおおよそその赤青のままで森林からの木材運びに従事している写真がたくさん見られます。  道を通すより便利なんでしょうね。。。。
作例では、こういった物資スリング用のワイヤーを硬めのテグスで再現しています。

 このキットはイタレリのなかでもなかなか秀逸なキットで、購入当時は、¥1500ほどだったのですが、店頭で見かけなくなった後は、ネット通販で¥3500になり¥5000になり、そのうち見かけなくなってしまいました。
あと二個は欲しかったのですが、手遅れでしたねぇ~  
イタレリのキットもGOODでしたが、使ったカッティングエッジのデカールも見事です。
カナダを選んだのは、キットデカールのカナダラウンデルがアウトだったからなんですが、それが幸いし、おかげ様でいいのが作れました。



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