Home >Photo特集  米海軍厚木基地のゲートガーディアン 日米親善春祭り2019は 2019年4月27日開催予定


 米海軍厚木基地のゲートガーディアン
 (日米親善春祭り2019は 2019年4月27日開催予定)

  Photo  webmodelers編集部

 今年も4月27日(土曜日)に米海軍厚木基地にて、恒例の日米親善春祭りが開かれます。
年1回のオープンハウスであり、今年も数万人の人出が予想され、朝10時開場前から、長蛇の列が見込まれます。 さて、滑走路の駐機場での展示機に気を取られ、つい見落としがちな 厚木基地のゲートガーディアンを紹介しましょう。
 F-4Jファントム、F-14Aトムキャット、A-4Eスカイホーク、EA-6Bプラウラー、H-3ヘリ、SH-60シーホーク、そしてT-6テキサン(海軍名称 SNJ-5)と 現在はここでしか見られない往年の貴重な名機を触り放題、見放題で、好きな角度から撮影することができます。不明だった細部まで詳しく見ることも可能で、プラモデラーには絶好のチャンスです。
 ゲートガーディアンとは門の守り神のこと。基地の安全と平和を願って設置されます。
そのため、一般的にゲートガーディアンには、その基地や地域に深い繋がりのある機や、基地に生活する人達にとって思い入れのある機体が選ばれることが多いものです。
 また、ゲートガーディアンの各機に書かれている個人名は、その部隊に所属した人名であったりしますが、殉職者に敬意を表して その名前を永遠に忘れないようにするために刻み ご家族を招待して記念式典をおこなったりすることもあるようです。
 そんなこともちらっと知った上だと、ゲートガーディアンへの眼差しも変わってくるかも。きっと ゲートガーディアンに込められた思いを感じ取ることができるでしょう。
 オープンハウスは、往年の名機の物語と基地の歴史に思いを馳せられる良い機会となるかもしれません。


厚木基地の全景 (グーグルマップから)
ゲートガーディアンは正門付近に7機が展示されています。






オープンハウスといっても ここ米海軍厚木基地は米軍の極東最前線の軍事基地。
基地正門から厳しいセキュリティを経て入場すると 警備の迷彩ハマーが目に入ります。
さらにその先には派手なバルーンゲートがあります。

 
右手にマッカーサー像とその裏にT-6テキサン(海軍名称 SNJ-5)が展示されています。
 左側の公園にはA-4スカイホークとF-4Jファントムが展示されています。




正面の道路を進み、ロータリーを右に曲がり滑走路展示機駐機エリアに向かうと、
すぐ右側に広いグランドがあり、UH-3ヘリコプターと F-14Aトムキャットが展示されています。
また、その向かい側の公園にEA-6BプラウラーとSH-60シーホークが展示されています。



それではゲートガーディアン 各機のご紹介です。

 基地正門左側のマッカーサーガーデン


 厚木基地は CVW-5のホームベースであり、10個の部隊が駐留しています。下はCVW-5のプレート



このマッカーサーガーデンにテキサンが駐機しています。


(写真1) T-6テキサン 練習機 (海軍名称 SNJ-5)



(写真2) 同 T-6テキサン 練習機



(写真3) マッカーサー元帥の銅像
「日本の民主主義の生みの親マッカーサー」の銘板が掲げられていいます。
現代の日本人にとっても 耳の痛い言葉です。



(写真4) 左側の公園内の F-4Jファントム



(写真5) NF ミッドウエーに艦載された VF-27 ROYAL MACESの塗装がされています。



(写真6) 本誌2018年12月号から話題のファントム水平尾翼後縁スリット有り無し論争を
自分の目で確かめることも可能です。



(写真7) A-4E スカイホーク VA-195 ダムバスターズの CHIPPY HO! 塗装  
2013年には派手な垂直尾翼塗装でした。



(写真8) 同じ機体ですがが、2016年には塗り替えられています。



(写真9) 尾翼マークに鳥と 胴体に大きなCHIPPY HO!の文字、
エアインテークがチェッカーに塗り替えられ 少しシックになりました。



(写真10)  バルーンゲートをくぐって ロータリーを左に曲がり、滑走路展示エリアに向かうと
すぐ ハンバーガーなどの屋台がたくさん並んでいるグランド "Taylor Field" があります。



会場マップ



(写真11) グラウンド角に駐機する UH-3H ヘリコプター 



(写真12)   UH-3Hヘリコプターは HSL-51のグリーン塗装(要人輸送用)となっています。 



(写真13) 同じくグランドに駐機するF-14A



(写真14) 尾翼にはジョージワシントンと書かれ、CVW-5 NF VF-102 ダイアモンドバックの塗装です。
(ただし、ジョージワシントンが日本を母港としたのは、2008年9月25日です。
F-14 トムキャットが米海軍から完全引退したのが2006年9月なので、
実際は CVW-5 VF102のトムキャットはジョージワシントンには艦載されていません。)

グランドのステージでは毎年コンサートが開かれています。
屋台のハンバーガーやコカコーラでアメリカンテイストを味わいながら、憩のひとときを!


米海軍厚木基地には海上自衛隊神奈川基地も隣接しているので、ご当地のゆるキャラ”はまにゃん”も参加




(写真15) 道路左側の公園内に飛行姿勢で展示されている VAQ-141 EA-6B プラウラー



(写真14)”2012 SHADOWHAWKS OF THE YEAR” の名前が刻まれています。


同公園内には 用廃になったSH-60ヘリがゲートガーディアンとして駐機していますが、
残念ながら撮り逃しました。

その代りに 現役で 滑走路上で飛行する HSC-12 のMH-60S 612
戦闘装備を搭載していないクリーンな状態で、 尾部を下げ ご挨拶中。


滑走路の展示機エリアには 毎年、F-18ホーネット、E2C,SH60ヘリなど 
現役の米海軍機が多数展示されている他、スペシャルゲスト機も多く見られます。


(写真15)展示エリアのF-18Fスーパーホーネット
グランドでゲートガーディアンになっていたトムキャットの現行部隊
VFA-102 ダイアモンドバック 隊長機NF100
最新機に更新しながら 部隊の歴史は脈々と受け継がれています。


米海軍厚木航空施設(厚木基地)「日米親善春祭り2019~スプリング・フェスティバル~」

【日程】 2019年4月27日(土)
【時間】 10:00 から 17:30 まで
【場所】 米海軍厚木航空施設(厚木基地)
【アクセス】
 ・鉄道
  相模鉄道 相鉄本線 さがみ野 南口より徒歩20分
  相模鉄道 相鉄本線 相模大塚 南口より徒歩23分
 ・バス
  相鉄バス-飛行場正門バス停
 ・基地付近には 有料駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用下さい。

セキュリティが厳しく、入場には日本国民を証明する本人身分証明書類 (パスポートや、本籍の入った運転免許証)が必要です。お忘れなく。 



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Vol.128  2019 April.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
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