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ハインケル219A-7ウーフー (タミヤ1/48)

by 愛知県在住 作者 清水 栄治



キットについて
 タミヤ製(1997年製)の1/48傑作機シリーズで、コンスタントに開発を続けていた当時を代表するものでした。発売当時は珍しさもあって注目されていました。私はしばらく購入を控えていました何よりも当時として3,600円は高額な感があったからでした。しかしながら後に2個購入してしまいました。ドイツ製の爆撃機や戦闘機のスタイルは現在でも十分通用するもので、その魅力にはまってしまうことがあります。 現在、模型店でたまに見ることがあり、入手は可能なキットです。キットの内容はさすがにタミヤといえるようなものです。尻もち防止のために金属性のコクピットパーツの採用やレーダーアンテナの角度保持を4本固定式にすること、他に迷彩塗装用に型紙を付録するなど製作者にストレスを与えないような内容になっており大変好感が持てるキットです。 



製作について

 回の製作の前に昨年一旦作り始めました。その時に造形村から発売されていた専門書とキットアナウンスを見て、いつもの改造をしてみようと思い途中で手を止めました。更に欲に買われてレベルの1/32を購入してしまいました。(特売に手を出しました)こうなると思いばかり先行して悩んだあげく途中放棄になってしまいました。結局今年の6~7月にかけて仕上げることになりました。



今回の見せ場は迷彩塗装に置くことにしてキットをストレートに作りました。少ない部品点数で説明書通りにストレスなく組み立てができました。一つだけ問題点がありました。それは主脚の取り付け方で角度の保持について注意点を明記するなど工夫がほしかったところです。過去においてどこのメーカーキットも双発機の主脚取り付けは一発でピタット収まるものはありません。今回もやはり左右共修正をしました。コクピットの構成はうまいもので金属を包み込んでしかも錘として使うのはさすがです。又レーダーアンテナも4本支柱が一発成型になっており確実に収まり又強度も確保されています。

塗装について
 塗装においては迷彩の型紙を使いましたが曲面には余剰分が必要なため数枚コピーを取り継ぎ足しをしました。初めに機体上面に明るいグレーで全体塗装、次にパネルライン付近に焦げ茶色の筋塗装、再度明るいグレーでパネルラインが透けて見えるようなグラデーションをつけた塗装、インクスポットを切り抜いた型紙を両面テープで貼り付け暗いグレーで塗装。 機体下面は半艶消し黒色で塗装。乾燥後タミヤカラーでパネルラインに墨入れ。特に今回は黒色には目立つようにデッキタンで墨入れをしました。その後デカールを貼り全体を艶有クリアー塗装、最後に90%艶消しクリアーを塗装して完成です。







全体をとおして
 1年がかりで作ってみましたが出来上がりは予想以上に納得のいくものでした。さすがはタミヤと思わせる個所があり作りやすさや全体のイメージスタイルをよくとらえていると思いました。やはり模型は作る楽しさが必要で、ある程度の完成形予想ができ又失敗も最小限に収まるようなキット内容が望まれるものだと思います。  各メーカーさんは品物を売るのではなく、満足度を売るものだと思いますが価値観は人それぞれですが心に残るものを研究開発、販売してほしいと思います。




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