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特集 定番キットを作ろう

モラーヌ ソルニエ M.S.406(ハセガワ 1/72)

  by ヒサマロ



 どうもヒサマロです。今回の定番キットの特集に合わせて押入れの片隅から拾い上げたのはハセガワのAP19 モラーヌ ソルニエ M.S.406です。
フランス大戦機は門外漢ですのでこのような機会でもないと多分作ることは無いと思われるのでこれにしてみました。いつももながら素晴らしい小池氏のボックスアートが製作意欲を刺激してくれますね。



 それでは早速製作にかかります。まずはお約束のコクピットの組み立てから始めます。6個のパーツで構成されておりますが、先ほど述べたようにこの機体に関しては知識ゼロですので座席にシートベルトを加えた以外はそのまま作りました。内部色はニュートラルグレーの指定になっておりますが私はもう少し暗いイメージにしたかったのでエクストラダークシーグレーで塗装しました。 計器盤はデカール仕様になっていますので私はデカールを上下に切り離してそれぞれ別に貼りました。右側の胴体に計器盤を接着したら、コクピットは下から入れ込む形なので先に胴体左右を接着します。この辺の合いは問題ありません。コクピットは落ちないように接着した後充分に乾燥させておきます。



 主翼は上下貼り合わせ式で余計な穴あけもないのでそのまま接着して終了。機首下部分を胴体に接着しますが少々の隙間が出来るので溶きパテで埋めて整形します。主翼を胴体に接着しますが、下面に若干の隙間・段差が生じますのでパテ処理後整形しておきます。 水平尾翼を接着したら支柱も一緒に接着してしまいます。きっちりと尾翼が水平になっているかを確認しておきます。キャノピーは透明度も良くしかも胴体にぴったりとはまりましたので接着剤もつけずそのままにしております。



 これで士の形になったので塗装に入ります。今回は箱絵と同じ塗装図1のフランス空軍第3戦闘航空団第Ⅱ飛行隊にしてみました。フレンチトリコロールのストライプがおしゃれな機体です。下面はミーディアムシーグレーをいつものように筆塗り3回仕上げをした後に脚関係、ラジエタ―等も同色を塗っておきます。 上面はニュートラルグレー、フィールドグリーン、艦底色を使用して塗りあげました。各色の境界線は隣り合った色同士を混色したもので軽くなぞってボカシを入れておきます。プロペラはジャーマングレー、スピナはフラットホワイトで塗っておきます。



 全体塗装が終わったところでデカール貼り作業に移ります。以前ハセガワのD.520を製作した時にはデカールが台紙からはがれなくて大変苦労したのですが、今回はすぐにはがれてくれたので一安心。まずは3色ストライプから貼っていきますが案の定途中で千切れてしまったりと結構難航しましたが、なんとかよれよれになりながらも貼れました。左右のつながりがうまくいかなかった部分は塗装でタッチアップしておきました。その後尾翼の3色旗も余分な透明フィルムをなるべく切り離して貼り込みます。胴体の国籍マークを貼ると白の部分に下地の3色ストライプが透けて見えてしまうのは少し興ざめですね。 主翼下面の巨大な数字が脚カバーにかかる部分も結構面倒で神経を使いました。よく乾燥させた後に全体をタミヤのスミ入れブラックでウォッシングした後に半乾きの時に拭き取ります。あまりどぎつくならないように心がけました。塗装とデカールの艶を整えるために全体をトップコートの半艶を吹き付けておきます。最後にあらかじめ塗装を済ませておいたアンテナ、ラジエーター、脚関係、機銃などを接着して完成です。これらの部品はかなり細く華奢に出来ていますので強度的にも折りたたみ式のアンテナや機銃などは金属線に置き換えた方が良かったなと後悔しております。



 ちょっと野暮ったい感じの機体ですがやはりフランス空軍の3色迷彩が似合っているのではないでしょうか。 今回もこのキットを作る機会を与えてくれた編集部に感謝致します。それではまた。




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Vol.133  2019 September.     www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
                    editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず/リンクフリー
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