脚庫も、エッチングパーツはつけない。下面の穴の中なので、上から見たら見えないので支障ない。脚庫パーツを主翼下面パーツに接着するときは、強固に隙間なくつける。これで上反角が決まる。上下面の接着は容易。だが、主翼パーツの胴体と合わさる前端は、どうにも扱いにくい分割。“どうなるの?”とカチャカチャしていたら、折れてしまった。まあ、それならそれで、簡易キット的な強引さでランナーやプラ板で埋めて、少々のパテで整形して済ませた。 主翼で思ったことがある。それは主翼全体の形が、数十年前に長谷川一郎氏というソリッドモデラ-が作ったFw190D-9の主翼の印象にソックリだったこと。木を削って作るソリッドモデラ-の凄さに、軽い感動を覚えた。
|
|
胴体は下面後部で主翼パーツよりも狭いので、胴体左右の接着面にプラ板を挟んで合わせた。まあ、難なくできる。このキットの型式には、胴体側面に追加装甲板を接着する。僅かに胴体と合わないが、支障ない範囲。これも、難なく接着できる。
あとは組み進めればよいのだが、その各所にある不親切さはイヤだった。当時、このキットを買いたい人は経験豊富なモデラーだろうから心配ないのだろうが、これは「普通のモデラー」では組めない製品だし、経験豊富なモデラーでももう少し簡単な方がいいんじゃないかと思うのだが・・・まあ、いいか。
そうはいいながら、とりあえず組みあがる。 |