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特集 アメリカ大戦機

アメリカ海軍 艦上戦闘機 ヴォート F-4U コルセア
(タミヤ 1/48) 

  by nananiya72



 田宮の1/48シリーズの初期のキットです。
戦後のエアレースや航空ショーの参加機のイメージのせいか、ピカピカに光らせたいと思いたち、作ったものです。





 キットは田宮ですから、特に問題はありませんでしたが、3分割のフラップをアップにして主翼と面一にするには、シンドそうなので、フラップダウンを選択しています。



  これもまた、嵌めて角度を合わせるのがなかなかしんどかった。
排気管のモールドがなまくらなもので、これは田宮らしからぬモールドで塗装でもものになりそうにありませんので、アルミパイプで置き換えました。
#14のシーブルーで塗装し、デカール貼付後#46クリアーをたっぷり吹きつけて乾燥、クリア吹きを繰り返しまし、膜の向こうにデカールが見えるまでにしてから、コンパウンドで、磨き上げています。





  F-4U-1は艦上戦闘機として採用されましたが、航空母艦への着艦の難しさ(前方視界不良)から主に海兵隊が陸上基地で運用しました。 ソロモン方面で使われ、零戦パイロットから、シコルスキーと呼ばれていたのはこのころのバードゲージコルセアです。
改良型のF-4U-1Aは操縦席を高くして、尾輪も高くして、やっと艦上での運用が可能になりました。 改善されたとは言え、普通に考えると見た目はまだまだ視界が悪そうです。
仮に、日本で設計されたとして、この機体形状では日本海軍としては、絶対にボツでしょう。





 さらに、主脚を改良した本キットのF4U-1Dとなり、広く空母で使われるようになり、日本陸海軍機とバトルを繰り広げました。
さらに改良型が開発されて艦上急降下爆撃機にとって代わり、地上攻撃にも使われ、朝鮮戦争では、強力な主力地上攻撃機として働いていました。   
この地上攻撃能力、搭載能力がグラマンF6FやF8Fよりも長く使われた理由となっています。
戦後、南米諸国にP-51等とともに供与されたF-4U各型があり、サッカー戦争と呼ばれる紛争で、レシプロ戦闘機同士の空中戦を演じたのは1969年のことでした。


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