Home  > デハビラントDH89ドラゴンラピード スペイン内戦(エレール1/72)< 誌上個展<2019年11月号

誌上個展

 デハビラントDH89ドラゴンラピード スペイン内戦
(エレール1/72)

  by Nobunaga

 民間機出身ながら爆弾積めるぞ、敵戦闘機とも渡り合えるぞ!
初飛行から85年たってもエアーショウなどで今も飛び続けるDH89!タフでなくっちゃ戦争はできないな。



  第二次世界大戦までに205機が生産され、旅客機として運用されたほか、戦中にはイギリス空軍に航法訓練機”デハヴィランド・ドミニエ”として採用され、500機以上が生産された。シリーズ全体では731機が生産された。
ドラゴン・ラピードは木製でありながら、非常に耐久性のある航空機であり、戦後も旅客機として活躍しており、1958年にイギリス国内で81機が登録され活躍していた。その後商業路線から引退した。
*この続きはウイキペディアでご覧ください。
 軍用のDH89はイギリスで輸出用に製造されました。作例の機体はスペインが植民地で使っていた物のようです。
ネットで検索しても軍用の実機写真は見当たらず、別売りエクストラデカールの貼付イラストと外国の作例を参考に作りました。

キットについて
 かなり前の製品ながら壷を押さえた良いキットです。ご親切にも張り線を張るのに便利なように最初から穴があいているし、インストには張り方までイラストで描いてます。バリは少ないし何よりぴったりと合うのは嬉しいですね。素組みでも十分楽しめます。



 85年前の複葉機にしては張り線は少ないほうですが。実機写真を見ると全部が二重張り線です。つまり、一箇所につき1本でなく2本のワイヤーを張り巡らせているんですね。
キットのままの1本の張り線だといかにもボリューム不足。ここはお楽しみと言うことで作例では実機と同じ2重張り線としました。



座席を取り払って銃座周りに足場を組んでみました。意味有りげに箱を並べてみました。全くの想像です。でも、外からはほとんど見えません。



垂直尾翼はバランスを取るためにドーサルフィンを追加してます。プラバンを加工です。



機首先端は切り詰めてblunt nose(獅子っ鼻)です。大きな着陸灯はキット部品を使いました。背面の機銃はジャンク箱から持ってきました。



腹部に爆弾ラックらしき物を取付けました。資料がないのであくまでそれらしくです。三角の切り欠き窓にも機銃があります。



下面の棒状の金具はメールフックです。無線機がないので通信文などをここに引っ掛けて回収したのでしょうか。まるでアクロバットのようですね。



エンジンナセルと車輪が一体となってます。ナセル前面にはスリットを開けました。前方機銃も取付けました。


参考資料:インターネットによる実機写真(旅客型)、作例等
使用デカール:xtradecal x72311 


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