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特集 日本大戦機 

(Photo) ZERO Fighter

by  コルディッツ
博物館実機写真

 第二次世界大戦戦における日本を代表する軍用機なら、零戦以外に思いあたる機体はありません。初飛行は1939年4月1日で、翌40年9月13日に重慶上空の空中戦でデビュー。そして海軍航空隊による最後の空中戦は1945年8月18日本土上空と、日本の興亡と軌を一に大戦を歩みました。特に緒戦は長大な航続力と卓越した格闘能力を生かし、日本軍の勝利の立役者でした。生産機数は日本軍No1で、一説には10,430機と言われています。  現在日本では9施設に10機の零戦が展示されているようです。更に海外でも零戦を展示する博物館が多いことは、ご存じのことと思います。超有名機なので、ほとんどの方が見たであろう零戦ですが、特集に便乗し海外での展示機を紹介させて頂きます。
※本稿はWikipediaを参照しました。


 零戦52型 B1-05/三菱 196
 戦争博物館ロンドンにて          2000年12月撮影


恥ずかしながら、私が最初に見た零戦です。終戦後に英軍が捕獲、
ATAIU(連合軍技術航空情報部隊とでも訳しますか)でテストされ、
輪切りにされてコクピット部分と主翼の中央部分のみ展示です。
 現在は戦争博物館ダックスフォードに展示されているようです。
 戦争博物館ダックスフォードにて      2013年7月撮影


零戦32型 V2-176/三菱 3685
 戦争博物館ダックスフォードにて      2009年7月撮影


1991年にタロア島(マーシャル諸島)で回収されました。
 現在は戦争博物館ロンドンに展示されているようです。
 戦争博物館ロンドンにて      2016年4月撮影


零戦52型 ?
 技術博物館(シュパイアー)にて      2008年12月撮影
 あまり日本では紹介されていないようですが、ドイツで
展示の零戦です。ATAIUでテストされた機体と思いますが、
なぜ輪切り? なぜドイツ ? 不明ばかりで済みません。




零戦21型 BⅡ-124/三菱 5349
 ダーウィン航空博物館にて         2002年12月撮影


1942年2月、南雲部隊によるポートダーウィン空爆時に
不時着した空母飛龍所属の零戦です。捕虜になった操縦士
豊島一は、1944年のカウラ暴動時に自決しました。


零戦52型 61-131/中島 4340
 国立航空宇宙博物館(スミソニアン)にて  2004年8月撮影

これも恥ずかしながら、私が最初に拝観した完全な零戦
です。1944年6月にサイパン島で米軍に捕獲されました。
 この展示ホールには零戦、スピットファイア、P-51D、
Bf109G-6MC.202が展示され、改めて戦勝国の博物館には
嫉妬と羨望にかられます。

 零戦21型 A1-3-102/中島 5553
 国立空軍博物館(デイトン、オハイオ州)  2004年12月撮影


ニューアイルランド島のガビエン市で回収された機体。
 始めて見た時、機体の飴色と主脚収容庫の青竹色に感激しました。


零戦21型 V-173/三菱 3685
 戦争記念館(キャンベラ)にて       2018年4月撮影

ガスマタ飛行場(ニューブリテン島)から回収。
 坂井三郎の操縦した機体とされています。

 零戦22型 2-152/三菱 3841
 オークランド戦争記念博物館にて      2017年9月撮影

ブーゲンビル島で回収された機体。僅かの差で特攻機に
なる運命を免れた、幸運な機体です。


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