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 41マークⅡ (アオシマ 1/24)

  by KOZY商店

1.はじめに
 こんにちは。KOZY商店です。アオシマの1/24 41マークⅡです。兄弟車チェイサーとともに旧車ファンからは“ブタ目”の愛称で親しまれ、まあブタというよりはボンネット・ダンプのような迫力の面構えが特徴的です。このブタ目、子供の頃は実車をよく見かけたもので,テールランプの角ばった形が印象に残っています。実際のところ売れたのはほぼ4ドアセダンだったようで、このプラモのような2ドアは希少車なのだそうです。 アオシマのブタ目兄弟は、これもやはり「ロマンを追い続ける男」のザ・チューニングカーとして80年代に起こされたものです。特にチェイサーは街道レーサーモデリングのベースとして定番中の定番で、のちにフジミからもキット化されました。他にはLSがかつてマークⅡの2ドアを出していましたが、金型を紛失でもしたのかアリイさんから再販される気配はありません。

図1 完成図



2.キット内容
 キットです(図2)。現行のザ・モデルカーシリーズNo.41です。これで一台分。マークⅡ/チェイサーのコンパチ仕様です。両者は以前、それぞれ独立しており、まとめるのは合理的ではありますが、どうも“共通箱”は末期のニチモを連想させるようで、ちょっと寂しい感じです。ちなみにコンパチの関係で箱は少し分厚いです。

 パーツです(図3)。アオシマのブタ目兄弟のボディはセドグロなどと違い原型が異なるようで、風防パーツも互換性がありません。それを無理に合併したので必然、大量のパーツが余ります。この点について同社の公式見解(ブログ)では「それをどう料理するか、創造し妄想し捏造するのもプラモデルならではの楽しみです。」との事です(って言われてもなぁ・・・)。

 図2 ボックスアート

図3 パーツ構成

 デカールです(図4)。これも両者を合体させたものです。しかし合併前は付属していたエッチングパーツが省略されています(図4)。今回は使わないにせよ、変な所でコストダウンしている様子が垣間見えます。 図4 デカール


3.製作
 さて気を取り直してボディ塗装です。はじめにC77メタリックグリーンで下塗りしてからC138クリアーグリーンを重ね塗りし、最後にスーパークリアーⅢのドバ吹きで仕上げました(図5)。たしか昔のトミカでこんな色合いのものがあったと思います。

その他のパーツです。ここもトミカ風にシャシーをC8銀、内装はC79シャインレッドに塗ります。これを組めば完成です(図6)。

図5 ボディ

図6 塗り終えた各パーツ


4.完成 
完成したブタ目マークⅡ(図7~図9)。プラモではありますがこうして久々に対面してみるとなかなかに美しい車です。アメ車を意識したであろう流麗なデザインもさることながらフロントやテールランプなども非常に見どころも多く、ヨタ車の中でもたぶんトップクラスの造形美だと個人的には思います。 キットの方は普通に作りやすく、特に問題になるような箇所はありませんでした。が、やはりこれのパッケージングには無理があるような気がします。余ったパーツについては手持ちのジャンクからトレードしてみようと思います。

図7完成図



図8 完成図


図9 完成図

 

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