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ドイツ国有鉄道蒸気機関車BR41 (イタレリ1/87)

by クラキン



 2月号に引き続きドイツ物ですが、今回はSLです。
イタレリ1/87の「ドイツ国有鉄道蒸気機関車BR41」です。



【実車について】
 第二次大戦直前から戦後に掛けてドイツの国営鉄道で活躍した蒸気機関車で、1-D(4)-1の軸配列で日本のD51と年代、軸配列共に同じです。
YouTubeで「BR41」で検索すると動画が沢山出てきます。



【キットについて】
イタレリが一時シリーズ化していたHOゲージキットの中のひとつです。
ちょうど100個という少な目のパーツで立体感を出し、模型映えする好キットです。
ベテランキットなので若干金型の荒れが見られますが、バリやパーティングラインは少なく、パーツ精度も問題なく、組み立てはスラスラと進みます。
モールドもスケールに見合ったもので良い感じです。

箱絵


パーツ


インスト


【製作について】
 ボイラー周りの配管や機関室内も含めてディテールアップは一切せず、電飾以外は完全素組みです。
その分、塗装仕上げに少し手間を掛けて、キットのモールドやディテールを活かして立体感を出すように心掛けました。



<塗装について>
 ボイラーや炭水車などの「黒」の部分は下地にダークアースを吹いてから、白を僅かに加えた黒を下地のダークアースを若干残す感じで上吹きし、Mr.ウェザリングカラーのステインブラウンでウォシングした後、Mr.カラー104ガンクロームでドライブラシしました。
台車周りの「赤」の部分は黒と白を少し混ぜた赤を下地として吹いてから、赤を上方向から吹き、陰影を付け、Mr.ウェザリングカラーのマルチブラックでウォシングした後、Mr.カラー104ガンクロームでドライブラシしました。

ボイラーと台車の塗装


 動輪の外周部分(線路と接する部分)はMr.カラーSM03のスーパーアイアンを黒立上げで吹いています。

動輪


<電飾について>
 機関車先頭部分のメインヘッドライトは3mm砲弾LED1発のダイレクト発光です。
機関車先頭部分の補助灯と炭水車のテールランプは3mm砲弾LEDから0.5mm光ファーバーで引いています。

光ファイバーによる電飾


 電飾電源を仕込むために展示台を木工で製作しました。
3時間程で出来る簡単な物で、スタンドが無いこと以外は飛行機の展示台と同じ作りです。
木製展示台に予め塗装しておいたプラパーツの線路+枕木をエポキシ接着剤で固定しました。
この上に機関車と炭水車を乗せて、配線を繋ぐわけですが、配線作業と後々の運搬や電池交換の事を考えて、線路に機関車・炭水車を固定しました。
簡単に言うとミニカーと同じで、機関車と台座の間にプラ棒を貫通させ、接着剤でガッチリと固定するという方法です。
写真は台座を裏返した状態で、丸印のところが機関車と炭水車のそれぞれの固定棒です。

展示台の内部







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