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(Photo)ルノーR35/R39

by  コルディッツ
博物館実機写真

 タミヤから1/35でルノーR35戦車が発売になりました!戦車模型に熱心な方ではありませんが、いよいよタミヤのフランス戦車軍団が充実してきたので、ワクワクしています。
 ルノーB1 bis重戦車、ソミアS35中戦車、UEトラクター、フランス歩兵、と第二次世界大戦初期のフランス陸軍キットを続々とリリースし続けたのには感服しました。

その挑戦者精神に敬意を示したく、R35をご紹介します。
※ 本稿は「第二次世界大戦」(アントニー・ビーヴァー 著 平賀秀明 訳 白水社)とWikipediaを参照しました。


 Renault R35  50293
 戦車博物館(ソミュール)にて        2016年8月撮影


ルノーR35軽戦車は、第一次世界大戦の傑作戦車ルノーFT軽戦車
を更新するために開発され、1935年に採用されました。FT戦車と
同様乗員2名で、FT戦車が搭載した37mm砲SA18装備の一人用砲塔
APX-Rを移設したので、FT戦車の衣替えのイメージがあります。
 1936年から生産が開始され、開戦時のフランス軍の主力戦車に
なっています。鋳造砲塔と車体は装甲厚40mm以上と強固ですが、
搭載の37mm砲は対戦車能力に乏しく、路上最大速度20km/hと低速
で、陸軍を支配していた戦車運用思想の古さも加わり、フランスの
敗北を阻止できませんでした。


主砲は短砲身の37mmSA18。




後部に廻り撮影。光線の加減で色が違って見えますが、同一車輌です。








Renault R39
 戦車博物館(ソミュール)にて        2016年8月撮影


長砲身の37mm砲SA38に換装した後期型。博物館の表示は俗称と
される「R39」でした。フィギュアはR35/R39を配備された第4機甲
師団を指揮して、ドイツ軍に一矢を報いたド・ゴール大佐。1940年
5月17日に、グデーリアン指揮の第19自動車化軍団の脇腹を突き、
一時はドイツ軍第1装甲師団司令部まで迫りました。








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