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連載 1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう No.33

飛燕Ⅰ型改丙 (ハセガワ1/72)

by クラキン



 世界中が新型コロナのパンデミックで大変なことになっていますが、皆様お変わりないでしょうか。
こういう時こそ、インドアホビーであるプラモデル造りは最適です。
暖かくなってきましたので、お部屋の換気を良くして、製作に励みましょう。
さて、暫くお休みしていました「1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう」の33回目です。
今回は古いハセガワ1/72の飛燕Ⅰ型改丙です。



【実機について】
 飛んでいる燕と書いて飛燕と言いますが、武道では「燕のように素早く身をひるがえす」という意味があるようです。
ドイツの液冷航空エンジンDB601を国産化したハ40を搭載した、当時の日本軍で唯一の量産型液冷戦闘機ですが、日本機には珍しい頑丈な機体にしたためか、鈍重な戦闘機になってしまいました。
また、当時の日本の技術では液冷エンジンは生産・整備ともに苦労が多く、常に故障に悩まされ、エンジンを空冷化した五式戦闘機が急遽生産されました。
頑丈さを活かして、本土防衛戦でB29に体当たり攻撃を仕掛け、戦果を挙げると共にパイロットも生還する例もありました。



【キットについて】
インストの郵便番号が3桁という古いキットですが、綺麗な凹モールドでパーツ精度も完璧なので、とても作り易い好キットです。
パーツ数はとても少なく、飛行姿勢で作ると全部で20個程度です。





【製作】
 プロペラのモーターライズ、主翼の12.7mm機銃とピトー管を真鍮製に置き換えた事以外は素組みです。
マーキングは1945年2月の調布基地の飛行第244戦隊の88番機です。
流石にデカールは使い物にならなくなっていたので、マーキングは垂直尾翼の部隊マーク以外は全て塗装です。
垂直尾翼の部隊マークはMYKデザインという日本のアフターパーツのデカールを購入して使いました。
銀塗装はクレオスの8番を黒立ち上げで塗りました。



  アンテナ線はストレッチリギングの0.6号で機内引き込み線は省略しています。
増槽タンクの色がこれで正しいかどうかは判りませんが、想像で塗っています。
スタンドは以前製作した物を汎用的に使っています。
製作日数は正味3~4日程度です。





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