
Typ166 シュビムワーゲン(イタレリ1/35)
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by Budgie |

Budgieです。
今回は、第1特集がイタレリと言うことで、趣を変えまして陸もので1/35 Typ166 シュビムワーゲンを投稿します。
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《実車について》
シュビムワーゲンの正式名称は、「Leichter Personenkraftwagen K2s (4x4) Volkswagen Typ
166」で、直訳すると「軽自動車K2s(4輪駆動)国民車166型」となります。
シュビムワーゲンは、軍用車両なので Volkswagenは、国民車と訳すよりそのままの『フォルクスワーゲン』としたほうがいいですね。
シュビムワーゲンには、キューベルワーゲンを水密化したTyp128とホイールベースを長くしたTyp138という一回り大きくな試作車がありました。
しかし、Typ138は、軍の要求に達せず不採用となりました。
Typ128の見直しを行い、有名なTyp166となり採用されました。
1941年に試作車が完成して、42年秋から量産スタートなりました。
しかし、44年の夏に生産工場が爆撃により破壊され生産ができなくなりました。
その後、すでに生産済みパーツを集めてほんの少し生産されたようです。
総生産台数は、14,276台といわれています。
シュビムワーゲン、4輪駆動なのでキューベルワーゲンに比べ機動性が高く、河川や泥沼などが多い東部戦線前線で大人気で常に車両不足状態だったようです。
駆動は、RR、水陸両用なのでがマフラーが車体後部エンジンフード上に設置され、水上航行時に水が入らないように考慮されていました。
また、後部には、陸上走行時には、45度に跳ね上げられるスクリューが付いていました。
このスクリューは、エンジン駆動をカップリングで接続して回すことが出来るようになっていました。
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箱絵

部品は、ライトグレイで整形され、ストレスなく組立てられます。
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塗装前

組たてに際しての注意点としては、フロントのドライブシャフトがちょっと細めで誤って折ってしまわないことです。
(私は、不注意で折ってしまいました。┐(´д`)┌ヤレヤレ)
バルクヘッドは、メッシュモールド仕上げです。(後発のタミヤ製は、メッシュ部品を取り付けます。)
幌と幌用のロッドは、キットのものはプラスチックっぽかったので幌は、ティッシュペーパー、ロッドは、真鍮線で作り変えました。
また、フロントガラスの覆いもティッシュペーパーで作りました。
塗装剥がれは、下地塗装が終わったあとMr.シリコンバリアと歯磨き粉を塗布して再現しました。
歯磨き粉は、チューブから出してすぐ塗布するのではなく、少し乾燥させてから使い古しの筆や歯ブラシで叩くように塗布します。
塗装終了後、水で洗い流すと結構リアルな剥がれが再現できます。
もちろん、Mr.シリコンバリアのほうもいい感じですが、歯磨き粉のほうが私としては簡単に感じました。
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このシュビムワーゲンを使った情景を作ってみました。
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パーツ構成は、タミヤ MMシリーズ No.224 シュビムワーゲンと似ています。
タミヤのほうが後発(?)なのでエンジンや燃料タンクが付いていて細かいですが作った感じは、イタレリもタミヤも同じような感じかと思います。
また、現在はタミヤ MMシリーズ No.224があるのでイタレリ製を使うことはないと思います。
それ以前に、店頭やネットで見かけないので絶版になっているのではないかと思います。
見つけたら購入してタミヤ製と作り比べても面白いと思います。 |

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