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誌上個展

 サヴォイア マルケッティ S.M.81 ピピストレッロ
       (スーパーモデル1/72)

  by Nobunaga



 1935年に原型機が初飛行したが、同年10月イタリアがエチオピア侵攻を開始した時点ですで に実戦部隊へ就役を開始しており、エチオピアでは本務の爆撃以外に偵察や輸送任務へも従事した。 また当機はスペイン内乱においてフランコ軍へ供与された最初の機体の一つでもあり、供与された機 体の一部は後にスペインの民間航空会社で使用されている。
 第二次大戦勃発時には約100機がイタリア空軍に就役中だったが、既に旧式化しており第二線級 任務に使用される事になった。しかし低速ではあるが暗闇の中の夜間爆撃任務ではまだ有効であると して多くの機体は夜間爆撃任務に使用されている。
 イタリアが降伏した時点で生き残っていた機体は連合軍側に付いた南部イタリア空軍で働き、戦後 数年間も極少数機がイタリア空軍で使用されている。
 なお当機の愛称「ピピストレッロ」とはイタリア語でコウモリのことである。
*ウエブサイト「KEYのミリタリーなページ」より抜粋させていただきました。


キットについて
 この美しいボックスアートは飛行機好きな人ならばつい買ってしまったと言う人は多いはず。けれども箱を開けていざ作ろうかと意気込んで出してみたもののもっさりとしたモールドと大まかな部品構成に呆れてそのまま押し入れに直行。今も押し入れの隅っこに埋もれてないですか。キャラメル箱だからもしかしたらぺちゃんこになってるかも。後日イタレリから再販されたけど今は絶版になってるようですね。
 作るにあたって最初の難関は側面の丸窓。透明プラの両面にひけがあって、これだけで作る気なくなてしまいます。上面と下面の銃塔ターレットはそのままでは2連の機銃はおもちゃっぽくここでもやる気失ってしまいます、さらに操縦席のキャノピーは透明度が悪く内側にも傷があって、もう製作放棄です。
魅力的な機体でもあるしと気を取り直して製作開始です。
製作に当たって資料をネットで探したけど何枚かの実機写真とCGがあるだけで詳細が分かりません。っと、作った人がいました!しかも詳細な製作記録付きです。早速パクり、いや参考にさせていただきました。
* www.tees.ne.jp/~pm-ojsan/sm81.html「プラモおじさん」のサイトです。
ところで、スーパーモデルって聞くと60歳以上の人は超美人モデルがもてはやされた時代を覚えてますよね。ウイキで「スーパーモデル」って検索してみては如何。



 SM81は3発のシルエットの美しい機体です。エンジンカウリングは長いのと短いのが選択できます。長いカウリングの機体は爆撃機とは想えないほどの優雅さを感じます。作例は第25グルッポ所属機で短いカウリングは精悍な感じがしますね。エンジンは実機ではアルファロメオの前方の集合排気管んのはずですが、キットでは後ろでまとめた排気管になっています。この辺り「プラモおじさん」の作例記事に詳しく載ってますのでご覧ください。機種第一エンジンのカウリングは逆おむすび型になっていますのでそれに合わせて機種下面にはプラバンでフェアリングをつけました。
 主脚も問題有りです。インストの指示通りだとずれるし寸足らずなのでV字の支柱をカットして整形しました。寸足らずにはプラバン1枚くらい挟みます。
作り始めると次々問題が出て来るので焦らずにじっくり取りかかった方が良さそうです。お楽しみいっぱいのジョイフルキットですよ。上面ターレット機銃の照星は写真撮影時にどこかに飛んで行っちゃいました。1ミリの◯型なんですけどね。



 操縦席キャノピーのマスクの跡はまだ掃除が行き届いていないようです。これからやります!



 塗装は適当にそれらしく。それにしても帯やバッテンまで白縁付きとは何考えてんだイタリア人。塗装が大変だったぞ。


 コウモリは手書きなんだけどなんだか破れこうもり傘みたいになっちゃいました。



参考資料:ヴァリアント出版 AIRFRAME EXTRANo.5 「The Spanish Civil War」その他インターネットによる実機写真、作例等



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