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アメリカ海軍 F6F-3ヘルキャット
(エディユアルド1/48)

by 愛知県在住 作者 清水 栄治



経緯について
 今年の上半期にかけて日本機ばかりをコンスタントに作ってきました。さすがにその色調の無さに嫌気がさしました。種類でいけばメジャーな機体はほぼ作り終えた感がありました。さて、次はとくれば、それは言わずと知れたアメリカです。でもメジャーなものは作ってきました。たまにはピカピカを作ってみようと思いキャットシリーズの”ヘルキャット”にしました。 



キットについて

 手持ちの中ではハセガワ、エデュアルドがありますがたまにはハセガワ以外の物も作ってみようと思いました。又このキットの出来栄えが以前から気になっていたこともありました。キットは2009年製で今現在では入手がむつかしいキットになっています。中身はパネルライン、リベットは凹タイプで又リベットはこれでもかとビッシリ打ってあります。



 部品においては1㎜に満たないものも再現してありその意気込みには驚きます。部品数もかなり多いような気がします。これはハイグレード版と廉価版双方共有できるように考えてあるからでしょう。クリアパーツの出来は良好。しかしデカールはH社より黄ばみはないものの白色の隠蔽力が弱いのが欠点です。計器盤パーツに彫刻がないこととデカールが用意してないこともマイナス要因です。これはこのメーカーの得意のエッチングでカバーするようになっていますが廉価版では割愛されています。



製作について

 製作前にランナーパーツを眺めていると数の多さには驚きますがうれしいことに水平、垂直尾翼と主翼補助翼が別パーツになっており、これは可動状態が再現できるとニヤリとしました。改造など手を入れる個所がなくストレートに作れば見栄えのするものになると思いました。コクピットは適度なパーツで良く再現されています。今回はシートベルトを極薄の鉛シートで追加工作しました。説明書通りに進めば問題なく組み立てが完了します。有難いことに色指定がクレオスになっておりこれは好感が持てます。



足回りは申し分なく再現されており、やりすぎではないかと思うくらいの度合いで、かえっててこずってしまいました。胴体、主翼のパーツの合わせ具合は良くスムーズに進みました。少しの隙間ができるくらいで、ここは他メーカーも参考にすべき点です。隙間はサファエサーで流し込む程度でクリアーできます。主翼と胴体の接合方法が目新しくこんな方法もあるものだなと感心させられました。



 塗装は全てクレオスの指定色(ラッカー)で塗りました。下面色、機体色マスキングして2回目の機体色と塗り進めました。艶有色と艶なし色が入り混じった機体になり次のデカール貼りに影響が出ないかなーと思っていましたがやはり出ました。デカールが意外と固く軟化剤を多めに塗ってみましたが完全に密着しませんでした。そのせいで白色がまだらになってしました。それと隠ぺい力がやはり弱いこともあり本来の真っ白にはなりませんでした。これは残念。タイヤホイルの再現具合は抜群でホイルの中が抜けており本物と同じでこれは脱帽です。



 塗装は全てクレオスの指定色(ラッカー)で塗りました。下面色、機体色マスキングして2回目の機体色と塗り進めました。艶有色と艶なし色が入り混じった機体になり次のデカール貼りに影響が出ないかなーと思っていましたがやはり出ました。デカールが意外と固く軟化剤を多めに塗ってみましたが完全に密着しませんでした。そのせいで白色がまだらになってしました。それと隠ぺい力がやはり弱いこともあり本来の真っ白にはなりませんでした。これは残念。タイヤホイルの再現具合は抜群でホイルの中が抜けており本物と同じでこれは脱帽です。



デカールですが2種類用意されていて片方の注意書きに於いて解説と全く番号が違っておりこれにはてこずりました。発売前にこれは気づくと思いますがなぜかそのままでした。国内では訂正の解説が入ると思いますが、海外ではチェックが甘いのかなと思いました。デカール完了後はタミヤカラーで墨入れを行います。仕上げにガイアカラー艶有クリアーを3回吹き付けて完了です。



全体をとおして
 今回のエデュアルドのキットは予想を上回る出来栄えでした。国内メーカーも身らなってほしいところです。完成してみるとでかくて強いイメージが伝わってきます。やはりアメリカ機はピカピカが似合うものだなと改めて思いました。よくある空母のデッキに乗せたジオラマを作ってみようかなとも思いました。 


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