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誌上個展

フェアリーフライキャッチャー(1/48リンドバーグ)

  by Nobunaga

 フライキャッチャーってハエ取りのこと?モスキート(蚊)っていう機体もあるしファイアフライ(蛍)もあってさすがにゴキブリはいないようだけどイギリス人は小動物が好きなのかな。辞書を見ると「ヒタキ」って言う雀の仲間の小鳥とも書いてます。どちらが正しいでしょうかね。


キットについて
 これも古いキットです。ボックスアートは1970年にリリースされたとのことでかれこれ50年にもなります。古いとは言え同梱のホーカーフューリー同様現在でも通用するクオリティを持っているのは驚きです。
 とは言え今風に作ろうとするにはそれなりの覚悟が必要です。仮組をしてみると胴体が妙に細い。図面と照らし合わせると機首部分で2ミリほど幅が足りないのです。プラバンを挟んで太くしました。尾翼のあたりはそのままでよさそうです。エンジンはキットのままでは何とも落ち着かないので困っていたら、なんとウクライナのキットメーカー「アーモリー」からエンジンが単体で発売になりました。アームストロングシドレー ジャガーⅢですぞ!けどこのエンジンキットには泣かされましたよ。
 上翼、下翼などの支柱類は太すぎるのでカンナ掛けやプラバンで作り直しをしました。
 製作に当たってはポーランドのレジンキットメーカーのシルバーウイングスにフライキャッチャーの組み立て説明図とキットパーツの写真がありますので参考にしてください。
*www.silverwings.pl/flycatcher



この機体の一番の特徴は剥き出しのエンジンと外付けの機銃、上下翼のフラップを貫く作動索でしょうか。また、寸胴で極端に小さい垂直尾翼、大丈夫か?と思える複雑な主脚柱もフェアリーらしいユニークな設計です。


上翼と下翼裏面のフラップの作動索は0.2ミリ真鍮線です。コックピット前の支柱は0.3ミリ真鍮線それ以外の張り線はモデルカステンさんのストレッチリギング0.6号を使ってます。


別売りのジャガーⅢエンジンはレジン製でシリンダーを植え付けるもの。後ろの吸排気管のパーツは吸気管だけで排気管はありません。外径0.6ミリ、内径0.2ミリの真鍮管で単排気管を接着に手間取るし0.2ミリ真鍮線プッシュロッドと弁の接着は難工事のうえ不揃いとなってしまいました。どうせ真っ黒に塗装するのだからと曲がったままです。


取付けるとこんな具合で見事に黒塗りでボロ隠しできました。




それらしく鋼管フレームを再現。座席も新しくしてテンション盛り上げました。


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