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創刊12周年記念アンケート 童友社へ一言

「童友社への一言」

by 田口博通 Hiromichi Taguchi

 プラモデル業界の中でも玩具に近い独自路線を走りながらも、工具やホビーボスなどの輸入プラモデル、ラジコン玩具などを幅広いジャンルで販売している童友社です。その独自の立ち位置と方向性が 最近の雑誌のインタビュー記事などにも取り上げられ 注目される事が多くなりました。

童友社は、1951年創業で今年70周年を迎える東京都荒川区のプラモデルメーカーです。古くから、名城、神社仏閣、兜、神輿、スカイツリーなどで親しまれています。旧LS、日東などの廃業したプラモデルメーカーの金型を使ったプラモデル販売だけでなく、最近は、ホビーボス製品の輸入販売、アカデミー成形品を使った飛行機プラモデル「凄!」シリーズなども盛んです。

童友社への要望としては
(1) 名城、神社仏閣、兜、神輿、スカイツリーなど他社には無い貴重な製品ラインは、価格を適宜社会情勢に合わせて見直しても結構なので 間欠的な生産を続けていただき、通販や模型店店頭に常になんらかの製品がある状態にしてほしい。

(2)最近、過去のキャラクタープラモデルの再販が始まったが、大歓迎です。

(3)TOYラジコン のアイテムはこの価格で良く販売出来るなと感心するようなこなれた価格帯で販売、企画されている。ラジコン建機、戦車、ドローンも面白い。また、ジオラマストリート、コミュニケーションロボットといった挑戦的な製品も増えている。この姿勢は続けて欲しい。

(4) カラフルキュートタンク等 一般ユーザー向けの輸入商品を自社ブランド化して販売する際には、必ず「一般の人に安全に組み立てることができるか」を社内検証してから、販売していただきたい。(この製品はキャタピラの両端を連結することができなかった)。メーカーブランドの信用も落ちるし、購買者の事故にもつながるので。

(5)彩色済み戦闘機プラモデルは2000円というこなれた価格帯で、この価格では感心するほど出来も良く、充実してきている。この製品ラインを息長く 続けて欲しい。(ただ、箱絵は正面写真よりも、もう少し横向きから撮った写真の方が、一般受けして良いと思うのだが)

(6)1/144 現用機コレクション ファンが多いので、これからも続けていただきたい。 800円(税抜)で厳しくなってくれば税込1,000円までならば納得できる。

(7) 一方、輸入商品のホビーボス製品は、特にAFVで嘘でしょとでもいいたいくらいのとんでもない価格設定になっている。
最近でも 1/35パンサーG戦車は税込で1万円を越すというのはどうにも理解不能。同一機種であれば 品質が下のホビーボス製品がタミヤよりも高価格になる理由は何か、購買者側で納得ができるような訴求でもあれば別だが。
ぜひ価格設定方法を見直していただきたい。



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