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特集 試作機

1号機 (1/48)

  BY 私の飛行機模型博物館 館長
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 第1特集が試験機ということなので、有名な機体の1号機を集めてきました。市販のキットを使って1号機を作るためには、ほとんどの場合様々な改造が伴うので第3号特集の要素も含んでいます。
 我が博物館(ブログ)は試験機、実験機がほとんどなので、まだ沢山あるのですが、とりあえず7機をご紹介いたします。

Bell XP-59A Airacomet (1/48:HOBBYCRAFT)
 1942年10月1日、アメリカ初のジェット機が初めて空に舞い上がった記念すべき日です。とは言え自重の1/3程度の非力なエンジンを積んだソアラーというような機体でした。しかしベル社の野心を感じる機体ですね。ストレートに組みましたが、主翼の取り付けやインテーク周りの整形が肝でした。




BAC Lightning P.1A (1/48:AIRFIX)
 1954年8月4日初飛行です。エンジンはRRエイボンが間に合わなくてサファイアSa.5(リヒート無し)でしたが、8月11日にマッハ1.02を出して、高性能をアピールしました。主な改造点はショックコーンをなくしたおむすび型のインテークとキャノピーです。




North American XB-70 Valkyrie (1/48:IDmodel)
 バルキリーの1号機です。バキュームキットですが、大きいので内側に骨組みを作らないと形になりませんでした。結局主翼はプラ板を使って全部自作になりました。機体内部や脚周りも自作しています。タイヤはゴムを削って作りました。1/48なので全長約1.2mあります。日本の住宅事情には全く合わないサイズです。




Rockwell International B-1A LANCER (1/48:Revell)
 レベルのB-1Bからの先祖戻りの改造です。A型の1号機の塗装前の状態にしました。主な改造点はコクピットのエスケープモジュール化、オーバーウイングフェザリング、排気ノズル、インテーク、フラップ等動翼の開位置、爆弾槽内の回転式爆弾槽などほぼ全身に手を加えました。




B747-200B&Enterprise (1/100:Nitto&TAMIYA)
 エンタープライズは滑空試験機なので宇宙には行きませんでしたがジャンボから分離するALT(滑空飛行と進入着陸試験)を行いました。主な改造点はジャンボ側にシャトルの取り付け架台追加、尾翼の安定板追加、シャトルのテールコーンなどです。写真では見えませんがシャトルの耐熱パネルはスジ彫りで再現しました。




Lippisch DM1  (1/48:AMCmodels)
デルタ機の元祖、リピッシュ博士のDM1グライダーです。キットはAMCのレジンキットです。レジンキットなので形にするだけでも手こずるのですが、主な改造点はキャノピー、全体の整形などです。
機の質感を出すのに苦労しました。




Lockheed XF-104 Starfighter (1/32:HASEGAWA)
 1954年2月に初飛行したF-104のプロトタイプです。エンジンはJ79が間に合わなかったのでJ65を搭載しているために、量産型とはかなり違いますが、「最後の有人戦闘機」というキャッチコピーが似合うスタイルをしています。主な改造点は胴体の短縮、インテークのショックコーン撤去、後部胴体の整形などです。





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