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(Photo) BA-20M in Finland

by  コルディッツ
博物館実機写真

 BA-20装甲車は1936年から生産開始したソ連の軽装甲車で、車台 はソ連版A型フォードの中型乗用車GAZ-Aから派生した、GAZ-M1セダンを用いました。乗員2名に7.62mm機関銃1挺の銃塔を載せ、最大装甲厚は9mm、重量2.3t、速度90km/hでした。無線機を装備、アンテナを車体上部に巻いています。1938年に無線手を追加して乗員3名のBA-20Mが開発され、1942年まで各型合計2,114輌が生産されました。スペイン内戦、ノモンハン事件、ポーランド侵攻、冬戦争、独ソ戦、そして1945年の対日戦に投入されています、
 冬戦争でフィンランドは数十輌のBA-20およびBA-20Mを捕獲し、1941年の継続戦争の開始に際し20輌を修復して、パトロールと連絡目的で陸軍部隊が運用しました。現在パロラ戦車博物館に展示されている車輌は、警察が1944年の休戦後から1946年まで運用し、1950年に軍に戻され、1957年に軍を退役して1961年に博物館入りしたBA-20Mです。
※ 本稿はパロラ戦車博物館の標示を参照しました。

 BA-20M PS6-11
 パロラ戦車博物館にて           2003年8月撮影


右端がBA-20M軽装甲車、中央はBA-10M重装甲車です。

 BA-20M 白7 以下は2018年7月撮影


 後継のBA-64のスタイルは、Sdkfz.222の影響を受け?
一新しますが、BA-20/BA-20Mは乗用車の面影が強いかと。





車体後部にも乗用車の面影が残っています。











銃塔は被弾を考慮して装甲板を傾斜させています。



銃塔の骸骨は継続戦争期の戦車大隊第3中隊のマークとの事です、




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