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　　　　　　3号戦車M型（レベル　1/72）

by ぷうさん

　子供の時のレベルといえば塗料のイメージでした、溶剤が必要なレベルカラーと水性のホッペが家にもあった気がします。あまり色を塗っていた記憶がないのですが、レベルカラーは厚塗りをしてぼろぼろと団子状になり、ホッペは泡が最後まで消えずに残り戦車や飛行機から泡が噴いたようになっていました。出戻って水性塗料を使い泡が消えていく様を見たときはただただ感激したものです。キットのほうは大人になってから知ったのですが、どうも値段の面で敬遠しがちで何かの折に安く手に入ったときにほんの数個ほど作ってきたと思います。

　ところでこの3号戦車はまるでアメリカ戦車のように張りつめた（プラスチック製）履帯を履き、垂れキャタならさらによかったのにねという出来です。砲塔にも車体にもアーマーがある3号Ⅿ型ということで模型にも付属していますが、砲塔のものだけやすりで薄くして付けました。そして1枚ちらっとめくれさせました。薄くしておくと簡単にめくれます。このちらリズム効果は効果てきめんです。

　塗装は土色を下部に塗り履帯と転輪のゴム部分に黒をしみこませ上部にダークイエローとダークグリーンをラフに塗り仕上げに黒とこげ茶を全体にささっとしみ込ませました。小さい分分かりにくいですがごまかしも効きやすいお手頃サイズです。

　ちなみにこのレベルの製品は１７８年ほど前アメリカの模型専門通販SQUADRONで買いました。当時はいろいろな国の製品が日本より安く買えて珍しいものも多くあったので、2度ほど利用しました。船便で１２か月かかりましたが多少ラフな包装というアメリカンな臭いをまとってどさっとやってきました。中身は全然問題なし、内容は開けてびっくりのメーカーやらなかなかいいではないですかというものまで買い物自体がたのしい体験でした。今もあるようですが品ぞろえが減っているようです。
では。

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