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ドイツ陸軍Ⅱ号戦車A型 (タミヤ1/48)
by
クラキン
1月号のⅢ号戦車に引き続き、タミヤ1/48のMMシリーズNo.70、ドイツ陸軍Ⅱ号戦車A型を作りました。
これでタミヤ1/48MMシリーズの戦車7台目です。
【実車について】
第二次大戦初期に活躍したドイツ陸軍の軽戦車です。
重量9トン足らず、全長4.8m、主砲は20mm機関砲、副砲が7.92mmのMG34機銃、乗員3名というスペックです。
【キットについて】
MMシリーズの初期はダイキャスト製シャシーでしたが、このキットはNo.70ということで、プラパーツ5個を箱組みするシャシーに金属のオモリを仕込む作りになっています。
全体の重量はダイキャストシャシーとほぼ同じくらいです。
車体周りパーツ
シャシー
車体に取り付けられた各種工具も殆どが車体パーツと一体整形になっており、転輪・履帯周りを除パーツ数はかなり少ないですが、ディテール再現度は十分で全く不満はありません。
パーツ精度も完璧でバリやパーティングラインも殆どありません。
インストと足回りパーツ
部分連結式の履帯も正確で問題なく組めます。
手慣れた方なら組み立て1日、塗装仕上げ1日の2日で仕上げることも十分可能かと思います。
【製作について】
買ってから作り始めるまでが11日、作り始めてから完成までが年末年始を挟んで13日、合計23日間という、私としては驚異的な早技です。(笑)
それもこれも先述の通り、タミヤ1/48MMシリーズという素晴らしいキットのお陰です。
完全素組みで、主砲(20mm機関砲)の銃口開口とアンテナ線(ピアノ線)以外は全く手を加えていません。
インストの塗装図通り、1940年のドイツ軍第6機甲師団第4中隊のフランス侵攻時のマーキングで作りました。
下地にグレーサフを吹いた後、影になる部分を中心にブラックでシャドウを細吹きしました。
サフ吹き+シャドウ
塗装は前回のⅢ号戦車制作時に調色したジャーマングレーの残りをそのまま使用しました。
(クレオス40番のジャーマングレーに白を大量に加えて、更に青も若干加えたもの)
白の量を少し増やした塗料でハイライトを吹いています。
墨入れはクレオスウェザリングカラーのマルチブラックを使いました。
ウェザリング前
油絵の具のチタニウムホワイト、ローアンバー、グリーングレー、ネイプルスイエローで退色表現を行ないました。
錆のチッピングはVICホビー水性塗料のウッドブラウン、レザーレッドをスポンジと極細面相筆で乗せました。
足回りの泥汚れはフランスの田園地帯や林の中をトロトロと走ってきた事をイメージしてクレオスウェザリングペーストのマッドブラウンとマッドレッド、マッドイエローを適当に混ぜて筆で付けていきました。
最後にライトグレーでドライブラシを掛けてあります。
車長のフィギュアはVICホビー水性塗料で塗りましたが、相変わらず下手です。
タミヤ1/48のⅡ号~Ⅳ号戦車を並べた比較写真です。
Ⅱ号戦車の小ささがよくお判り頂けると思います。
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