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特集 SF・アニメロボ

   地底戦車 ジェットライザー ぜんまい動力(日東)

 by  田口博通 Hiromichi Taguchi



 日東の 地底戦車ジェットライザーです。2021年4月号に掲載された空想科学宇宙探検車サターンと同じく、世界的に有名なイラストレーターである長岡秀星が1968年に地底探検車としてメカデザインしたものですが、キャタピラで走行することから地底戦車と名づけられたのでしょう。
長岡秀星直筆の箱絵も秀逸なタッチで描かれており、今の目でみても新鮮です。

箱絵


 今は亡き日東の絶版ビンテージキットで、入手したのは1983年の復刻版(復刻版といっても、それが40年前というのがこれまた恐ろしい)です。
サターンを作った後にヤフオクでとてもお安く入手できました。(たぶん、現在ではこういうものに興味を感じる人がほとんどいないからでしょうか)。残るはDELTA-3で、入手できれば長岡秀星シリーズ完食となるのですが、果たして入手できるでしょうか。



内容ですが、1960年代リリースの古いキットで、上のぜんまいメカで、キャタピラと前面ドリルが回転します。



 転輪は上下対称にあり、M4シャーマンのようにシーソー式のギミックです。コクピットはドリル回転軸の上にありますが、常に上を向くように重量配分されており、よく考えられていました。



 箱絵を見ながら車体を白、ドリルはシルバー。コクピット上部を透明レッドで塗分けました。非常にすっきりとしたデザインです。



いとも簡単に完成です。1960年代のゼンマイキットながら確実に完成でき あっぱれでした。



 ぜんまいを巻くと ドリルを回転させながら、キャタピラで快調に走行します。ひと時、童心に帰りますが、リアルに可動するものはテレビゲームに無い独特の魅力があります。半世紀以上前のビンテージキットで遊んでいるのがとても贅沢な気分でした。




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