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特集 ジェット戦闘機

RF-101C ヴードゥー (ハセガワ1/72)

  by 老人とプラモ

 F-101は全長20m超えのバカでかい戦闘機です。1950年代初頭にB-52爆撃機の護衛目的で企画されたそうです。当時最新の2軸ターボジェットエンジンJ-57 2基を胴体に収めて強力な推力でマッハ1.7を達成しました。しかし、この頃、米空軍の基本計画が見直され長距離護衛戦闘機の計画は破棄、F-101は戦闘爆撃機と長距離邀撃機の2つの方向が示されましがいずれの用途も後続のF-105と F-102,-106に引き継がれF-101は少数機の生産で終わっています。
 F-101の高速を生かして偵察型としたのがRF-101でC型は957年に開発と部隊配備が始まっています。



RF-101Cは単座で固定武装は無く、6台の偵察カメラを機首と胴体前部に装備しています。 





 F-101のエンジン噴射口の後上部への垂直尾翼配置は McD社のF-4ファントムIIとよく似ているのが判ります。ただしF-101の水平尾翼は垂直尾翼の上部に取り付いており、上昇姿勢をとると主翼後流の中に水平尾翼が入るため挙動不安定になるという欠陥を孕んだ配置です。



 ハセガワのキットは 1960年代に三沢基地に配属された機体のデカールが入っています。 機首と垂直尾翼に配された お嬢様のドレス生地のようなポルカドット塗装が傑作と思います。この格好で北ベトナムの偵察任務を、、、やったと思いますよ。RF-101はF-105と共にベトナム戦で大半消耗したそうです。




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