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フルスクラッチビルド & ソリッドモデルの製作
RAF.1aエンジン(1/12フルスクラッチ紙模型)
by
TOSHI
WW1の英国偵察機「RAF.B.E.2c」等に搭載されたRAF.1aエンジンの1/12模型を厚手のコピー用紙を主な材料に作りました。
排気量8.8Lで90馬力の空冷V型8気筒エンジンです。WEBで見つけた航空博物館の画像をベースにしています。
大型のエンジン空気冷却口(ラムスクープ)が付くのが標準なのですが、複雑な形状なのとエンジン上面の機構が見えるように今回は省略しました。
厚紙の箱組で本体の基礎を作っています。
前面のギアボックス、後面のフライホイール室、吸気経路を追加しました。
シリンダは竹楊枝を芯に径の異なる円板を積層してフィンを表現しました。
プラグコードは表面をボンドで固めた木綿糸を使いました。
左右の気筒列毎に混合気を供給するキャブレターです。吸気管は先端で合流しています。
完成形です。拡大すると粗が目立ちますが30cm離れればそれなりには見えます。
空冷エンジンの冷却フィンを均一に仕上げるのは難しいですね。乱れが目立ちます。
写真に撮ると架台の歪みが気になりますね。
工作の都合で省略しましたが、ラムスクープが無いと気筒の冷却は難しそうです。高出力化には水冷エンジンが有利なのは確かですね。
1/12エンジン紙模型シリーズも本作で26作になり当面の目標である30作達成が見えてきました。
いつもながら精密感に欠ける仕上がりですが、「統一感ある粗さ」で航空用レシプロエンジンの歴史を辿ろうと思っています。
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