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CHAPARRAL 2E (ユニオン(IMC) 1/25)
by 田口博通 Hiromichi Taguchi
ユニオンから発売されていた1/25 シャパラル2E(初期型)です。1966年にアメリカのIMCから発売されていたキットに日本語説明書をつけて、ユニオンから1983年に発売されたものでした。数年前にヤフオクルートでGETしたものを完成させました。
シャパラル2Eは後輪のハブキャリアに取り付けられた大ウイングが特徴で、ドライバーのペダル操作でウイングを可動させることができます。これにより駆動後輪への大きなダウンフォースを状況に合わせ、ドライバーの意思で調節することが可能で、コーナリング時のダウンフォースを増大することができました。この大ウイングはF1レーサーにも取り入れられていきます。
(製作)
これも基本的に素組です。デカールのみ再製作したものを使っています。ボディの塗装は Mrカラー グランプリホワイトを使いました。
部品は下のようにフロントカウルとリアカウルが分かれ、ドライバードアも可動です。
シャーシー内側はシルバーで塗装。
流石のアメリカIMC製でV8エンジンとトラクション類は完全再現されています。実に教育的です。大ウイングのロッドはリアのラジアスロッドの上に取り付けられます。
(完成)
完成すると流石の本場ICM謹製です。1960年代にはこんなエンジンやトラクションまで再現した精密CARプラモデルは日本には全く存在せず、シャーシーは板シャーシーにコロコロ軸のタイヤがついているのみかモーターライズでした。
IMCのこんな精密キットが市場にあふれ、それを普通に作れていたアメリカの少年達が実にうらやましいです。
2シリーズの中ではエアインテークなどの曲線がちょっとマッチョな造形ですが、ジム・ホールの設計したシャパラルはどれも魅力にあふれています。
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