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特集 イギリス

ボールトンポール デファイアントMk.I (エアフィックス 1/48)

  by 老人とプラモ

 異色のイギリス戦闘機デファイアントです。来襲した敵の爆撃機と並走しながら 回転砲塔の4連装機銃で連射を浴びせ、次々に撃墜するという思惑でした。前向きの銃はありません。しかし1940年のBattle of Britainではドイツ側の護衛戦闘機Me-109に対して 鈍重で相手にならず あっという間に最前線引退。あとから考えると何でこんな企画を通したのかと思いますが、当時は実際の空襲や空戦がどうなるか(空戦時、加速度の中での銃の照準、砲塔の旋回速度が敵機に追随できるか など)分析できていないことが多かった、やってみて初めて分かったという事が多々あったと思います。もしこれが主力戦闘機であったら イギリスはレーダー防空システムがあってもBoBに勝てなかったかもしれません。メーカーのBoulton Paul社は電動回転砲塔の大メーカーです。 





 AF社のデファイアントは自国のヒコーキだけあって好感の持てる力作と思います。回転砲塔は通常の一体の部品と銃手の乗込み口が開いた状態の部品が用意され、また砲塔の旋回のためのキャノピー後部と胴体上部の収納部が別部品となっており其々の状態が選べます。

 大戦初期にはデファイアントに後上方から近づいて撃墜されたMe109やら、英軍の企画通り同航して撃墜されたドイツの爆撃機があったそうです。



 モーターを入れ外部電源でプロペラを回しました。銃手は砲塔が後ろ向きでは出口が開かず、またパラシュートは砲塔内に持ち込めても体に付けると身動きができないので緊急脱出は難しかったようです。





 この角度からは胴長のハリケーンのようにも見えます。砲塔を積むためにハリケーンより約1トン重くなり、最大速度は約40km低下しています。



 おっと、キットにはフィギュアは入っていません。


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