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特集 ニッサン

32で23(ニッサン)
ニッサン S30 フェアレディZ (AOSHIMA 1/32)

by 五六式(TYPE-56)



 日産特集に合わせてアオシマの楽プラの初代フェアレディZを作りました。実は,LSの2代目スカイライン(今月号は,そっちが本命でした・・・。)を作るとき,ホイールを提供したキットを組み上げたものです。(スカイラインからは,ホイールキャップ付きのものをもらってきました。)

<実車について>


  日産自動車が開発、販売した,ダットサンスポーツ1000,フェアレデー,フェアレディ(2代目)の流れをくむスポーツカー。当時の有名スポーツカージャガーEのようなロングノーズショートデッキの流麗なスタイルが印象的である。初代フェアレディZの生産は,10年間に及び,世界販売台数55万台を記録した。

<キットについて>


 塗装と接着剤なしで組み上がる楽プラシリーズの近作です。初期の楽プラよりキットの設計が進化していて(2020年12月号でハスラーなど3台を製作しました。)シートの裏ががらんどうでなくなったり,ホイールの部品の肉抜き穴が目立たなくなったりしています。

<製作>
素直に説明書通りに組んでいけば,下手にいじくるよりもきれいな完成品が手に入ります。車体のパーティングラインが目立たないし,成形色もいいのでボディの塗装はせずにこのまま作りました。←そういうキットだからいいのだよ。 

手を入れたのは以下の点。←おいおい,舌の根も乾かぬうちに。 

1 グリルやフェンターミラーなどは,質感を高めるためにつや消し黒で塗装しました。 

2 ルームミラーを塗装し,鏡面は,キット付属のシールの余白で光らせました。 

3 バンパーのゲート跡は,メッキが剥がれてしまうのでキット付属のシールの余白を貼って違和感が減るようにしました。 

4 テッチンホイールは,LSのスカイラインをレース仕様にするため供物にしてしまったので,スカイラインから逆にホイルカバー付きのちょっとおしゃれなホイールをもらいました。こちらはゴムタイヤ付きなので塗り分けに手間がかからずラッキーでした。車軸もスカイラインからもらってきたのですが,後輪の車軸がかなり太かったので車軸を通す穴をヤスリで拡張しました。 


 5 リアのコンビネーションランプは,シールを使わないで塗装で仕上げました。


6 ドアやボンネットなどの分割ラインに墨入れを施しました。 

その昔,手塚治虫先生が,大友克洋先生に初めて会ったときに,「僕は君の絵なら描ける。僕が唯一描けないのは諸星大二郎の絵だけだ。」と言ったそうな。このスケールなら,無理して墨入れしないでもいいよね。 

<完成>

五六式にとっては,初代こそがフェアレディZ。2代目以降は,Zに似た何かでしかありません。 


銀ペンで書き入れたところが一部色あせてしまいました・・・う〜ん・・・。 


 無塗装だと,塗膜が無い分シャープに仕上がります。


 ホイルシールのわざとらしさや墨入れのやり過ぎな感じは,棚に置いて3mぐらい離れてから見直してみるとあまり気になりませんでした。1人1人の技量に応じていろいろ工夫がこらせる面白いキットです。


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