Home  > プリンス スカイライン S54 (LS 1/32)> 特集 ニッサン>2023年3月号

特集 ニッサン

続 32で23(ニッサン)
プリンス スカイライン S54 (LS 1/32)

by 五六式(TYPE-56)



  日産特集に合わせて2代目スカイラインを作りました。プリンスのスカイラインだけれど・・・。

<実車について>

 1964年(前の東京オリンピックの年だ!)第2回日本グランプリで,2代目スカイラインは,実用セダンベースの車でありながら,生沢徹のドライブでポルシェ904と激闘を繰り広げ,一度はトップを奪って観客を熱狂させた。

 五六式自身は,まだ小学生だったので当時の日本グランプリについてあまり記憶がありません。ポルシェを抜いたとか生沢選手の名とかは憶えているのですが・・・。  

<キットについて>


現在も,マイクロエースのオーナーズクラブのキットとして2代目スカイライン(S54)はラインアップされていますが,レース仕様で発売されたのは,LSの時代だけだったようです。

 レース仕様のキットとはいえ,当時の生沢車のデカールが付いているだけで部品は,ノーマルのものと同じです。
 プルバックゼンマイを使って走らせるか,後席を組み込んでディスプレーモデルとして組み上げるかを選択できます。

<製作>
 ディスプレーモデルとして組むので,シャーシにゼンマイを取りつけるためのストッパーを取り去り,シャーシにあいている穴を埋めました。

前席は,裏側が肉抜きされているのでパテを数回に分けて充填し,へこみを埋めました。 

キットは,ノーマルのセダンそのものなので,生沢徹の41番とは多少外観が異なっています。気づいたところで直せるところだけちょこちょこっと直しました。 

  1 車内には,ロールバーが設置されているはずですが,資料(と腕と根性)がないので省略します。また,実車の白黒写真を見るとシートは,白っぽく写っています。ということは,ベージュ系かライトブラウンか・・・。

 実車の写真を見ると,シートは,黒,茶,白があったようです。


2 ホイールは,テッチンホイールだったみたいなのでアオシマの楽プラ フェアレディZのものと交換トレードしました。タイヤの裏側が肉抜きされているので穴埋めのためにちょっと手間がかかります。 


3 キットにはフェンダーミラーの部品が入っていますが,実車(生沢徹の41番)では,砲弾型のミラーが右のドアに1個取りつけられているのみです。ジャンクからもらってきたものにパテ盛りをして形を整え,取りつけました。 

<完成>

説明書の塗装図を見てゼッケン41をドアに貼りましたが,実車の写真を見ると,この位置より後方に貼っていました。ただ,このゼッケン,フェライト磁石で貼り付けていたように見えます。もしかしたら,レース中にずれていったのかもしれません。

この時代の白い車は,塗装機材の制約から,メーカー純正で純白のものはありません。ゼッケンと車体の色味が違うのはそのためです。



伝統(電灯)の丸いテールランプ。胴体のモールの塗装は,ヨレヨレで申し訳ない(実物は,写真よりかなり小さいのでそこそこのできです。)。デカールを貼る前にマスキングして塗っておけばよかった・・・涙・・・。



  デカールは,初版の1986年のもの。35年以上経っているのに黄変なく,ひび割れなく,糊の変質なく使えました。

LS・・・怖ろしい子!


  Home>プリンス スカイライン S54 (LS 1/32)> 特集 ニッサン>2023年3月号
Vol.175  2023 March.     www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
                    editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず/リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

プラモデル模型製作特集3

TOTAL PAGE