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温故知新シリーズ 第68弾

メッサーシュミットBf 109F (エアフィックス1/48)

  by ヒサマロ



 どうもヒサマロです。今回の温故知新シリーズはエアフィックスのメッサーシュミットBf 109F (1/48)を取り上げさせていただきます。1979年頃にエアフィックスが1/48スケールに進出する際の先陣を切ってスピットファイアなどと一緒に発売されたものです。当時このスケールでの初のキット化ということで歓迎されたような覚えがあります。私もF型が大好きなのですぐに購入したのですが既に未完成病にかかり始めた頃でしたのでいつの間にか押し入れの奥に入ったまま姿を見ることがなくなっておりました。今回やっと発掘されて成仏させることができました。



 それでは製作していきます。昔のキットですのでいつものようにストレートに製作していきます。まずはお決まりのコクピットからです。ここは床版に操縦桿、シート、バルクヘッド、機関砲カバー、防弾盤、計器盤、照準器とこのスケールに見合った最低限のパーツ構成になっております。これに腕が別パーツになっているなかなかできの良いパイロットが付属しております。
基本のブラックグレーで塗装して黒や赤、黄色、青などでそれらしく塗り分けましたが、パイロット載せてキャノピー被せたらほとんど見えなくなりました。胴体にこれらを接着した後にスピナーの基部と尾輪を挟み込んで左右を接着します。合いはそれほど悪くありませんでした
。 



 機種のカウリング部分が左右分割されているので片側をまず接着してそれに合わせてもう片方の接合部分を削りながら接着しました。エアフィルターはトロピカル用も付属しています。キャノピーは防弾ガラス付きの物だけです。透明度が今いちでしたのでコンパウンドで磨いておきました。胴体との接合は左側に少し隙間ができたのでいつもの木工用ボンドで埋めておきました。これで胴体は完成です。



 主翼は左右別々で上下分割されているのでそのまま接着し、左右のエアーインレットも接着して終了です。問題は胴体と主翼の接合ですがかなりの大きな隙間が生じます。プラ板を挟み込んで上反角に注意しながら接着し、残った少々の隙間は溶きパテを刷り込んで整形しました。水平尾翼は問題なく接着できました。 



  これで基本形は出来上がったので全体塗装に入ります。キットはグリーン系の東部戦線と砂漠迷彩の北アフリカ戦線の2種類のデカールが用意されておりますが、既に黄ばんで使用できそうもありませんのでサードグループデカールからルドルフ・ミューラーの乗機をチョイス致しました。この塗装も諸説色いろあるようですが今回はデカールの説明書通りに塗り上げました。いつものようにMr.カラーの筆塗りで仕上げました。デカール貼付け後に全体に軽くブラックでウォッシングしました。猫のマークが可愛いですね。



 最後に塗装済みの主脚やプロペラ、スピナー、ピトー管、マスバランス、アンテナをつけたら半艶のトップコートを一吹きして完成です。 


  当時のエアフィックスらしくパーツの切れはよくありませんが全体のシルエットはとても実機の特長を良く捉えた好キットだと思いました。我が家にはまだハセガワやズベズタなどのF型が出番を待っています。さて、いつ登場できることになるやら。ではまた。




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