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特集 アメリカ

リパブリック P-47D (アリイ 1/48)

  by 老人とプラモ

 P-47はターボチャージャー付き大型エンジン(P&W R-2800 ダブルワスプ)を搭載した重戦闘機です。D型の前線への登場は43年夏から。全備重量は6.6トン(日本の四式戦は約3.9トン)。武装は両翼にそれぞれ12.7mm機銃を4丁ずつ。設計者は合わせて8丁の機銃の銃身をわざわざ機体の水平面に揃えて配しています。飛行性能について高空での高速時は上昇力、急降下、横転速度 に優れ 欧州戦線ではB-17の護衛戦闘機として、また重武装と搭載力、頑丈な機体を生かして地上攻撃機として活躍しました。

 アリイのキットは旧オオタキの古いものですが、部品点数は少なく、シルエットはP-47の雰囲気が良く出ていると思います。実はこのP-47は小生がプラモを再開して間もなく(十数年前)のものです。細かいところは気にせず、爆弾も迷わず黒(カーキグリーンが正解か?)にしています。




 初期のターボチャージャーの取り回しで胴体が大型化したとは思いますが、重量や表面抵抗が増えたところは大馬力でグングン引っ張るという行き方であったようです。


 このシルエットで日本の試作機だったら「性能不良でボツになった機体」のようにも見えそうです。


 ターボの搭載に加えて、主翼平面形は前端を直線で近似した楕円翼、中翼単葉、大直径プロペラ、脚は縮めて引き込む、等々 とても作り易いようには見えないのですが、WW2では最も多く生産された戦闘機(15660機)というのも意外です。


 我が家の航空博物館で羽を休めるP-47(写真-6)。



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