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(Photo) Boeing B-17 G
by コルディッツ
博物館実機写真
ボーイング B-17フライングフォートレスの集大成であるG型は、1943年8月16日に初飛行に成功しました。B-17の各型通しての生産機数は12,731機ですが、G型の生産機数は8,680機と、約7割近くを占めています。テレビ「爆撃命令」を見て育ち、レベル1/72のB-17Fを小学5年生で作って以来、F型のファンではありますが、対独戦略爆撃の功績の多くはG型なのは、認めざるを得ません。
そこで今回のアメリカ特集の場をお借りして、G型の写真を集めてみました。再掲写真が多くなり、お詫び致します。
※ 本稿は博物館の表示、「ボーイングB-17」(モデルアート社、
1994年2月発行)を参照しました。
Boieng B-17 G-95-DL 44-83735 32376 Mary Alice
戦争博物館ダックスフォードにて
上は2008年7月に、下は2013年7月に撮影しています。
G型と言えば、やはり顎銃塔と思います。実際にはF型の最後期生産ブロックの機体も、顎銃塔を設置したと資料にありましたが。
ダックスフォードでは、銃塔の外殻を外して展示していた時期がありました。
動力銃塔は12.7mm機関銃連装のベンディクス社製です。
顎銃座を設置した事で、F型までの柔和なイメージだったB-17が突如、強面になった気がします。型式名末尾のアルファベッド2文字は、生産した製造会社を示します。BOはボーイング社、DLはダグラス社、VEはベガ社の意味です。
Boieng B-17 G-105-VE 44-85784 8693 Sally B
戦争博物館ダックスフォードにて 以下3枚は2010年7月撮影
サリーBの胴体左側はメンフィス・ベルに扮しています。
Boieng B-17 G-105-VE 44-85734 8643 Liberty Belle
本機は2011年に着陸に失敗し、修復中との事です。
Boieng B-17 G-85-VE 44-8846 8246 The Pink Lady
Volant Salis 博物館(パリ郊外)にて 2016年8月撮影
本機はフランス国土地理院で使用された時に顎銃塔を外したままになっています。このため1990年公開の映画「メンフィス・ベル」ではF型としてメンフィス・ベルの僚機を務めました。 この2枚は再掲です。
B-17はE型の途中から、下部のベンディックス社製の遠隔式動力銃塔が、スペリー社製の球形動力銃塔に替ります。ここには配置されたくないと思うのは私だけではないはず。
Boieng B-17 G-105-VE 44-85784 8693 Sally B 機内
戦争博物館ダックスフォードにて 2006年7月撮影
機内から見た球形銃塔。改めてエアフィックスの旧キットは球形銃塔は良く出来ていたと思います。しかし小学校5年生では、レベルと比べて膨大な部品点数を処理すること、ステージ分割されていない組立説明図は、いかに永大の翻訳があっても、読み通す事ができませんでした。本写真は再掲です。
Boieng B-17 G-95-DL 44-83735 32376 Mary Alice
戦争博物館ダックスフォードにて 2005年7月撮影
Boieng B-17 G-95-DL 44-83868 32509
王室空軍博物館ヘンドンにて 2016年4月撮影
Boieng B-17 G-105-VE 44-85784 8693 Sally B 機内
戦争博物館ダックスフォードにて 2006年7月撮影
G型の途中から側方銃座は左右対称位置ではなく、右側の銃座が前方にスライドしています。カメラは機尾方向に向きです。 この2枚は再掲です。
右側方銃座。
やっぱりB-17は「空の女王」の名が相応しいですね。
最後にメンフィス・ベルことサリーBの飛行シーンを。
戦争博物館ダックスフォードにて 以下3枚は2013年7月撮影
上2枚は再掲です。
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