Airfix の1/72のキットは、初版が1967年で、なんと半世紀以上前のキットですが、現在でも1/72のキットとしては唯一のもので、何度も再版されており、直近の再版は2009年でした。キットの出来はというと、初版発売時期からもわかる通り、当時のAirfixキットの常で外形はしっかりと再現されているものの、操縦席はパイロットと座席のみ、後席は射手のみと非常にあっさりとしたものです。それでも、プラモガイド1974年版では「アウトラインもよく、細部までよく表現され、考証も確か。発動機周りに手を入れると。なおよくなる。」と評価されています。
しかし、Windsock Datafile23「 Hannover CLⅢ(1990年)」では「Generally accurate but with heavy wing rib detail and slightly inaccurate fuselage section. 」とリブの表現がオーバーで、わずかに胴体形状が不正確だと記載されています。そうはいっても、胴体のどの部分をいじればいいのかが不明でしたので、キットのまま製作しました。