Home  >   Fw190D-9 JV44 電飾に挑戦 (Revell 1/32)> 飛行機プラモデル製作>2024年12月号


Fw190D-9 JV44 電飾に挑戦 (Revell 1/32)

  by E.H.NOBU



 皆様こんにちは。E.H.NOBUです。
実はレベルの1/32Fw190D-9はもう一機在庫がありまして
あの主脚収納庫をもう一度作る気力も無くなりましたので
残る一機は飛行状態にして楽しむことにしました。

レベルのキットは昔から飛行状態に組めるようになったモノが多いですね。
勿論このD-9もホイールを半分だけ使って主脚カバーを閉じればこの通りです↓


赤腹のJV44にするつもりなので主脚カバーは先に接着し
収納庫をRLMグレーに塗っておいて後でタイヤとホイールを塗るつもりです。
なのでタイヤホイールはまだ接着していません。
機銃取り付け部分には今回も2Φのプラパイプを埋めておきます。

最初はただ単に飛行状態にするつもりだったのですが
途中で気が変わってプロペラ回転と機銃の発光ギミックを組み込みたいと思い
急遽材料を買い揃えました↓


電池ボックスや発光ギミックを納めることが出来る
良いスタンドはないかとアレコレ考えた結果
台座部分にはケーキ型を使用し上面(ケーキ型の底側)には
スタンドのパイプをがっちり固定するためデコパージュの円形台座を貼り付けて
作ることにしました↓


スタンドのパイプは8Φのステンレスパイプで内径6Φです20センチに切りました。
デコパージュの台座には斜めに8Φの穴をあけてケーキ型にも8Φの穴をあけてあります。
モーターからの配線を通せるようにパイプには卓上ボール盤で3Φの穴をあけておきました↓


キットの主翼下面にもスタンドのパイプを差し込む8Φの穴をあけておきます↓


このスタンドのパイプの中に4丁の機銃用光ファイバーケーブルと
モーター用電源ケーブル、合計5本の配線を通すことになります。
LEDランプはスタンドのパイプ内に仕込むつもりです。

台座の目途がたちましたので次は機体の製作です。
先ず低回転型130モーターをラジエーターカウル裏側へ
エポキシ接着剤でガッチリと接着します↓


接着する際にはプラパイプを組み合わせてモーターの軸が中心にくるように注意します↓


エキゾーストパイプはルーターで排気口をえぐっておきます↓


内臓モーターのせいでエンジンは組み込めませんので
エキゾーストパイプはこのようにプラ材でしっかりと固定します↓


機首上面の機銃は光ファイバーケーブルを通すので
1.2Φの真鍮パイプを機銃代わりに差し込んでおきます↓


幸いコックピットサイドには隙間がありますので
光ファイバーケーブルはこの隙間を利用して
主翼下面へ導くことにします↓


 台座にエンジン(モーター)始動スイッチと機銃発射ボタンを付けることにしました↓


エンジン始動スイッチはオルタネイトスイッチで
機銃発射ボタンはモーメンタリースイッチです。
口コミを読むとどちらのスイッチも半田付けの熱に弱く
スイッチが上手く作動しなくなる恐れがあるそうなので
ここは危険回避でギボシ端子による接続とします↓


各々のスイッチにはドイツ語で注意書きを追加しておきました。
左はエンジン点火スイッチ  右は機銃発射ボタンです↓


胴体に組み込むモーターは配線前に回転方向を確かめる必要があります。
+表示通りに配線してみたところパイロットから見て正しく右回転でした↓


機体を支えながら配線や光ファイバーケーブルを通すことになる
ステンレスパイプはエポキシ接着剤でガッチリと固定しました↓


今回の電飾のキモであるLED発行回路を半田付けし組み上げます。
モノタロウで購入したこのLED発行回路キットにはこのような丁寧な説明書が添えてあり 素人の私にでも問題なく組み上げることができるようになっていました↓


半田付け作業をするにあたって
ジャンクパーツとクリップで第三の手を作りました↓


今回は飛行状態ですのでパイロットを乗せます。
なのでコックピットはキットのまま使用します。
一応それらしく再現されていますね↓


ヘッドレスト後方部分はキットのパーツにプラパイプやプラ板を追加し
パテでなだらかに整形して自作しました↓


というのもこのキットのキャノピーは、なんとガーランド・フードなんです!
発売当初やアメリカレベル版のD-9では直線的な形状のキャノピーだったのですが
ドイツレベル版ではガーランド・フードに新しく型が起こされていたんですね!!


コックピットに座らせるパイロットにはゴーグルと酸素マスクを装着していて欲しかったので AliExpressでレジン製のパイロットを注文致しました↓


第二次世界大戦当時のドイツ空軍パイロットの装備について
ネットでは詳しいことが判らなかったので資料本を買いました↓


知りたかったことがこの本には全てカラーで実物写真が掲載されており素晴らしい資料本でした。
おかげで満足できるパイロットが完成いたしました↓




コックピットも組み込んで 主・尾翼を接着し士の字になったら機体の塗装です。
先ず全体にサフェーサーを吹いて機体側面と主翼前縁をライトブルーに
主翼下面を白色に塗りストライプをマスキングします↓


そうです、せっかく飛行状態にするからには下面の派手なJV44にしなくちゃネ 
ということで赤色を吹きます↓


上面をグリーンで塗り分けてデカールを貼り
デカール保護と艶の統一を兼ねて半艶クリアーを機体全体に吹き
汚しを加えたら機体の完成です。
台座にスタンドパイプを差し込みエポキシ接着剤が
完全に固着するまでこのままの状態で置いておきます↓


スタンドのエポキシ接着剤が完全に硬化したところで最終仕上げです。
光ファイバーケーブルはLEDとの接触面積を増やすために
端面をライターで炙ってキノコ状にしたうえでプラパイプをジョイントとして使い
プラパイプ内にエポキシ接着剤を充填しLEDと光ファイバーケーブルを繋ぎ固定しました↓


機体側はこのパイプからLEDの光が漏れるのを防ぐ為に
この接着剤でフタをしました↓


台座の裏側は電池ボックスやLED基盤などでこのようになっています
電源は屋内用にDCジャックを、屋外用に電池ボックスを備えた2WAY電源です↓


LED基盤 右下のボリュームで機銃の点滅スピードを変更可能です↓


台座正面にはこの機体の説明文をハセガワのインストを参考にテプラで作りました↓


これで完成です♩どうぞご笑覧ください。














試行錯誤の連続で、もしも断線していても修理出来ない状況で
ドキドキの点灯式でしたが何とか無事に点滅発光出来ました。
残念ながら機銃の閃光とは程遠く正面からしか見えませんが
楽しめたからまあ良しと致しましょう。

最後までお付き合い頂きありがとうございましたm(__)m



  Home> Fw190D-9 JV44 電飾に挑戦 (Revell 1/32)> 飛行機プラモデル製作>2024年12月号

Vol.196  2024 December.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
 editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

プラモデル模型製作記事

12月号 TOTAL PAGE view