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Airfix TBD-1 Devastator  
Douglas TBD-1 Devastator U.S NAVY 艦上攻撃機
(Airfix 1/72) 

  by nananiya72 鏡の中の蜃気楼

 ぎりぎり60年代の古キットで、1939年頃の空母ヨークタウンの搭載機です。



 当時、日本海軍の情報があったのか、なかったのか、それとも小馬鹿にしていたのか、アメリカ海軍では、九七式艦上攻撃機からすると、かなり見劣りのするこのデバステーター(破壊者)が主力艦上攻撃機の座にありました。
ミッドウェー海戦では、南雲機動部隊に襲い掛かりましたが、直掩の零戦に全滅させられています。





 このキットは、某有名ライターK氏(故人)からいただいた、箱なしキット詰め合わせの数種類のなかにあったものから選び出し、新発売のエアーフィックス「中島九七式3号艦上攻撃機」の購入に合わせて製作したものです。

古いのは、この組立図の紙の色・・・・ところで、当時のエアーフィックスって元々こんな紙質でしたっけ??



 さすがにデカールは使えないだろうということで、Techmodデカール(ポーランド製)を買ってきました。
こんなマイナーな機体のデカールが、あっさり見つかるとは、「ホビーショップはせがわ」恐るべしであります。
・・・・しかも50%OFFでした。



 この別売りデカールはカラー図やバリエーションは豊富でキャノピーや機体塗り分けようのマスキングシートまで付いた豪華版でしたが、デカールは薄く、扱いにくいもので、赤いストライプは使い物にならず、胴体の赤帯は塗装し、主翼の赤帯は無地デカールに塗装したものを代替しています。
その他のデカールも、危ないので、#46のクリアーで一膜つくりました。





 なお、エアーフィックスのオリジナルデカールは数日間の日光漂白のうえ試してしてみましたが、ちゃんと使えるようで、翼の波板によく食いついていました。 
すでに、TECHMODで進行中だったのと、白がイマイチだったので、使っていませんが、それに引き換え、国産某飛行機のH社は・・・・っとあらためて失望した次第・・・・

 部品数も少なく、それほど手はかからないのですが、魚雷を搭載するところが、一番むずかしい翼の黄色を出すのが厄介で、下地はピンクにしましたが、何日か経つとじわっとピンクが浮いてきて、色がおかしくなってきたので、再塗装をしています。





 キャノピーも、前述のデカールにマスキングシートがついていましたが、使い物にはなりません。
枠に丸みが付いているので、マスキングテープの細切りによるマスキング塗装も無理そうなので、銀に塗ったデカールの細切りを縦横に貼っています。
わざわざ、この古~いポンコツキットを、別売りデカールまで調達して作るなんて、酔狂なことを始めましたが、技術的ww反省も多々あったりして案外無駄でもなかったような気がします。





 ブサイクな機体は模型映えするというのが持論なので、
こうして完成品を眺めれば案外、い~感じ(笑)。。
モノグラムのベテランキット1/48も機会があればやってみたいのですが。

結局このカラー図に載っているのものは作らずに、ピックアップして、キットオリジナル箱絵の塗装に直しているので、少々お高いものについた気がします。

この、TECHMODデカールは要注意であります・・・・



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