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バトル (エアフィックス 1/72)
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| by 加藤 寛之 |

バトルは多座の軽爆撃機で、複座戦闘機兼地上攻撃機兼急降下爆撃機にも使いたいなァという構想のもとに開発され配備された。日本式にいえば、96式軽爆撃機といったところか。そう考えると納得の構想と形で、半引込脚はむしろ先進的。しかも大量生産にも向き、整備も容易に設計したようで、実戦向きだったといえる。だが実線投入してみたら性能不足で被害甚大、使えなかった軍用機にあげられることが多い。
エアフィックスのキットの方はというと、新しい箱でも製造されているが1968年の発売品らしい。私が前回に作ったのは子どものときで、上手く出来なかった。何がダメだったのかを再確認しようと思ったまま数十年が経過したのだが、激作展で古い製造品をいただいたのを機会にチャチャッと作ってみた。
キットは主翼全面にリベット表現があるので、特に主翼リベット部分の削り作業を避けて組むことにした。
コックピットは、数点の当時なりのパーツがある。風防がワクだらけで中は覗けないから、テキトウに塗ってオシマイ(私はいつもテキトウだが)。
前回に作ったときは、左右の胴体パーツがうまく合わなかったし、プロペラが邪魔で胴体先端の整形ができなかった。
今回は、接着面を整え、左右の段差は勘合ピンを切り取って最善の位置に揃えた。上面優先で合わせると、下面に段差が出る。でも下面なので、ためらわずにゴリゴリ削って少々のパテで整形する。ついでに、主翼フィレットがぎこちないので、整えておく。今回はプロペラをあとから接着する組順だから、胴体前端も整形できてよかった。
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主翼は、下面に爆弾倉がある。私は扉を閉じたが、扉パーツの合いはよくない。まあ、下面で見えないし、何とかする程度でOKとした。実機の扉は爆弾の重さで開き、油圧で閉じるらしい(本当か?)。エルロンは可動で別パーツ。羽布表現がひどくキツいので、波状表現をゴリゴリと削って低くして主翼側に接着した。接着位置は上面側優先で、下面側の段差はそのまま。
主翼と水平尾翼を組んでから、それぞれを胴体へ差し込むと、どこでぶつかっているのか隙間たっぷり。これは差し込み部分を切り落とし、面を擦り合わせて改善。接着面が広いので、しっかり接着できる。それで残った隙間や段差は、パテを擦りこんで溶剤で拭き取るだけでOKとした。
主翼前縁にある着陸燈の透明パーツと主翼は、この時代なりに合う。ところが内部にライトのパーツを入れると厚みでぶつかってしまう。これはライトのパーツを小さな円盤に置き換えてOKとした。
風防パーツは4分割。これも、この時代なりに合う。前から3つ目の長い透明パーツは胴体側にある背中の膨らみと干渉するので、膨らみの裾を削っておく。
排気管は元を切り落として突出を減らした。左右で何となく合わないと思ってよくみたら、胴体の絞りが左右で違っていた。この時代の製品らしい。
主脚パーツは難解だが、図を見て組み方を考える。主脚柱は上部でカバーと一体で、これは良い工夫。泥除けは当然タイヤから浮いているものだが、私はタイヤに一部を接着して丈夫にした。斜め下後方に出る四角な団扇みたいなものは、主脚の出入を担う油圧ジャッキ。だいぶ雰囲気は違うが、まあOKでしょう。
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塗装は2種から選択。私はデカール貼りが楽なほうにした。まず上側面を全面ダークグルーンで塗り、それにダークアースを重ねた。塗料は手元に残っていた古いもの(10年以上経過している)を使い切ることにして使ったのだが、それが原因だったのか、ダークアースの色がちょっと・・・でも、気にしない。下面も、そのへんにあった灰色を塗っておいた。
デカールだが、この時代のエアフィックス製品では、今でも使えることが多い。今回も、ちゃんと使えた。やや白が黄色みを帯びているが、もちろん気にしない。猛烈なリベットにも負けずに貼れたのだから、立派なものだ。
出来上がりました。実機のバトルは、あまり人気が高くない。エアフィックスさん、作ってくれてありがとう、というところか。
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