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 ドルニエ Do335 PFEIL(ハセガワ・モノグラム 1/48)

by 小山新一


(実機について)
 鉛筆のような細長い胴体をもつ爆撃機Do17で有名なドルニエ社が、設計・製作した戦闘爆撃機である。
 機首と機尾にエンジンとプロペラを配した特異なアレンジは串形双発と呼ばれる。このアレンジに関して、設計者クローディアス・ドルニエ博士は1937年に特許を得ているそうだが、当時のドイツではこれだけで特許がとれたのかと不思議な気がする。わが立川飛行機が試作しようとしたキ―941が同じアレンジをとっているが、特許使用の許可を得たのであろうか。
 原型1号機が1943年秋に初飛行した割に、量産移行が遅れ、終戦時に完成していたのは50機に満たなかったそうな。連合軍の工場への空爆など、諸原因があったのだろうが、1機の戦闘機にエンジンを2基搭載する本機は、資材割り当ての面で文字通りワリを食ったのであるまいか。
 本機の最高速度は戦闘爆撃機A1で764㎞/hと、P51 に並ぶ高速であった。操縦性、運動性も良好で、パイロットたちの賞賛を得たという。


(模型について)
 名門モノグラムは、レベルに吸収されて消滅してしまった。当然ハセガワとモノグラムの提携も解消、ハセモノ版ももはや市場にない。いつごろ販売されたキットかの手がかりが、デカールに記されていた。1988、37年前である。作りながらデカールへの不安が頭をよぎるのであった。
 キットは練習機型のA10とのコンパーチブルであったが、練習機型のパーツは購入後より分けて、捨ててしまっていた。戦闘爆撃機型で工作を進める。 



 コクピット内部のパーツ構成はモノグラムらしく、少ない部品で精密感を出している。ていねいに塗り分け、胴体に組み込む。前後のエンジンも内蔵だが、実態は左右胴体と一体モールドで、現在の目でみると精密感が不足である。パネルをみな閉じて作ることにする。
 胴体と主翼の接合部に大きな隙間が出来るが、ここは主翼の上反角を確保しつつパテ盛り、ペーパーがけを覚悟する。 



 表面を仕上げ、塗装に移る。筆塗りで大戦後期の迷彩を塗る。プラのモールド色がグリーンなので、上面は2回で色が落ち着いたが、下面のライトブルーは3回の塗り重ねが必要だった。



 そしてマーキングだが、懸念した通りデカールはぬるま湯の中で、みごとにバラバラになった。切り抜いたデカールを型紙に、国籍マークとハーケンクロイツを筆塗りで描き、シリアルは手持ちの数字デカールを貼った。



 整備員2体のフィギュアも塗装して完成写真を撮る。二体とも棒立ちでなく、動きが感じられ素敵なアクセサリーとなった。これにトライマスターのHe162についていた将校パイロットらしいフィギュアも加える。このフィギュアの立ち姿、片足に重心をかけているのがうまく表現されていて、1/48ドイツ機完成の折には、必ずといっていいほど写真に入ってもらっている。


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